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2021年05月14日09:48

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ラクサンポ197

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
オンラインで川口が相談者小川と対面

川口
「NPO法人スペースいちごの川口と申します。小川さん、初めてお目にかかります。お元気ですか」

小川
「こんにちは、小川と申します。コロナの影響で、テレワークになったら、精神的に追い詰められて、気分が落ち込み、医者に相談したんです。それで、辞める選択をしたんですが、今後、不安になって、スペースいちごに相談したんです」

川口
「それはお困りですね。まずはこちらに連絡を取れるだけでも、元気が出てきたんだと思います。偉いですね」

小川
「いくらか、元気になってきました。昨日もだれとも、会話をしなかったので、川口さんと話すだけでも、うれしいですよ」

川口
「よかった。ところで、最近、毎日、どうされていますか」
小川
「そうですね。本を読んだり、ネットサーフインをしたりしています。もともと友だちも少ないので、一週間ぐらい、だれとも話さないこともあります」

川口
「ときどき、話したくなるということはありませんか」

小川
「あります。日本語なのに、ことば出なくなることがあるんですよ」

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