mixiユーザー(id:4310558)

2020年12月25日10:58

105 view

ラクサンポ178

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
川口が三浦と話が続く。三浦の自宅。

川口
「どうだい。少しはやる気になったかね。もう一度、自分ができそうな仕事を考えてみようよ」

三浦
「料理、作っただけで、何もしてないじゃないか。そんなので、思いつくかな」

川口
「ボランティアからやってみないか。君は他人に対して、思いやりがあるから」

三浦
「どこが。俺、川口さんに何にもしてないよ」

川口
「やってくれたよ。おいしい野菜炒めを作ってくれったじゃないか」

三浦
「あんなの、いつもやっているよ」

川口
「俺、知り合い、あまり居ないけど。高齢者施設で、ボランティアで見習いやらないか。もちろん、途中で、嫌になったら、辞めていいよ」

三浦
「俺にできるかな。なにか、やることがあると、やる気になるけどな」

川口
「いつなら、都合がつく。俺が施設に掛け合ってやるよ。とにかく、身体を動かした方がいい」

三浦
「そうだね」






0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年12月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る