mixiユーザー(id:4310558)

2020年11月13日09:35

28 view

ラクサンポ172

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。

町を歩いている川口、マスク越しに独り言を言っている。
川口
「ああ、困ったな。一人失敗したから、どうしても慎重になるな。発達障害で、仕事が半年以上、続いたことはない。何をしていいのか、わからない。好きなことからアプローチする以外ないないかな。俺も学生時時代、何をやっても、友だちよりも、できなかったから、自信を失っていたよ。自分で、好きなことを探すのが、意外に難しかった。三浦さんの気持ち、よくわかるな。とりあえず、高卒では格好悪いから、専門学校に入ったわいいが、目的はない。どうしたら、よいかわからなくなった」
ぶつかってきた男があった。

歩行者男
「ごめんなさい」
スマホを見ながら、歩いている。ぶつかる。

川口
「気をつけてね」
横断歩道を渡りながら、又、つぶやき始めた

「なんとかしないと、なんかいい手はないかな。一つだけではなく、複数考えなければならないな。あせれば焦るほど頭が混乱する。できることから始めるか」





0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る