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2020年07月31日09:46

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ラクサンポ158

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。NPOスタッフミーテイングをZoomで行っている。

スタッフ男
「zoom相談したら、数が増えました。事務所にわざわざ来るよりも、自分の家から参加できるので、気が楽ですね。これからも、宣伝して、ネットで運営を続けたいと思います」

スタッフ女1
「私の抱えている相談者はネットの方が話やすいと言っています。発達障害の人々でも、パソコンは不自由なく使えます」

川口
「私の相談者でも、zoomで積極的になるんですが、やはり核心の話は直接、会いたいですね。本人の好きなところを探すのに付き合います」

スタッフ男
「川さん、いいけど。交通費は出ませんよ。行くのは勝手だけど、こちらは費用が出せませんよ」

川口
「わかっていますよ。NPOはどこも経済的に厳しいですからね。できるだけ、zoomで対応するようにします」

スタッフ女2
「でも、当人と会わないと難しい場合もあります。従来は事務所に来てもらっていましたよね。」

スタッフ男
「それも程度問題だからね。多少、自腹で切っても、人助けだから」

川口
「ああ、財布がますます薄くなるな」


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