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2020年06月11日16:11

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ラクサンポ151

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。川口が外を歩きながら、独り言
川口
「本気かな。会長はうちのNPOは家賃を払うのもたいへんだったから、事務所移転は別に構わない。ただ、テレワークとなると、家に居ることが多くなるから。ストレスがたまりそうだな。うちにいるのはもう飽きてきたんだな。喫茶店かなんかで、仕事をしようかな」
歩きながら、繁華街を通る。弁当販売をしている。

店員男
「さあ、500円で幕の内弁当が食べられます。後、5個しかありません」

客女
「三つください。1500円に消費税で、1620円ですよ」

店員男
「頭良いですね。すぐ消費税計算できて。はいおつり380円。ありがとうございました」

客女
「又、明日も来ますから」

店員男
「ありがとうございます。お待ちしています」

川口(独り言)
「美味しかったら、毎日、来る。そんなお客様に支えられているんだな。まだ、相談してくれるお客様が居るのだから感謝しなければならないな。相談がなくなったら、俺、ホームレスになるしかないな」


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