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2019年08月16日09:20

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ラクサンポ112

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
NPO事務所、川口とスタッフがマニュアルを作っている。

川口
「写真と写真の間に解説を入れる。料理の注文は端末がある。ところが、マニュアルがわかりにくい。ディスレクシアの人々には画像の方がわかりやすいんだ。やりながら、覚えろと言われても、機械が苦手な人には難しい」

スタッフ女2
「へえ、ディスレクシアでない人にもわかりやすいわ」

川口
「ディスレクシアの人々だけではなく、他の人々にも有効だと思います」

スタッフ女2
「私にも、写真を見せて。面白い」

スタッフ女1
「こうやって並べると、料理の注文から、正確に調理室へ伝えることができますよ」

川口
「後は並べ方のセンスだな。二人とも頼むよ」

スタッフ女2
「私にやらせて、やらせて」

川口
「これで、ディスレクシアの人用のマニュアルができると、楽だな」


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