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2020年07月05日15:26

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神奈川の世論7538 中学校教科書採択の意見提出2

公民教科書に関する展示会での意見の例

(0)『新しい公民教科書』は全体的に優れている
 公民教科書は、日本の政治や社会の仕組みを生徒に学んでもらうために存在します。ですから、何よりも、家族、地域社会、国家、国際社会という四段階の社会に関する正しい理論を展開する必要があります。ところが、ほとんどの公民教科書には、少なくとも、まともな家族論と国家論がありません。四段階の社会に関する理論がきちんと展開されているのは、自由社の『新しい公民教科書』だけです。ですから、この教科書を推薦します。

(1)「日本国憲法」成立過程の真実が書いてある
相変わらず、多くの公民教科書には、虚構の「日本国憲法」成立過程史が描かれています。原案こそGHQ案であるが、議会が自由に審議して「日本国憲法」が作られたように描いています。
これに対して、唯一真実の成立過程史を描いているのは自由社の『新しい公民教科書』です。この教科書は、政府案がGHQ案に基づくだけではなく、議会審議中にもGHQから憲法改正案の修正要求が出され、要求通りの改正案を通していたことを、教科書史上初めて明らかに記しています。
また、戦時国際法が占領下の法改正を禁止していることを明記していますし、フランス憲法に占領下での憲法改正禁止の規定があることを初めて紹介しています。
憲法改正問題を論ずる場合には、「日本国憲法」とは何なのかという本質論を論ずることが重要です。その本質を論ずるには、真実の成立過程史を知ることが先決です。その意味で、初めて真実の成立過程史を表した『新しい公民教科書』を推薦します。

(2)家族論の記述が充実している
 多くの公民教科書は、まともに家族論を展開していません。そもそも分量も少なすぎますし、家族の定義もきちんと行っていません。
 そういうなかで、自由社の『新しい公民教科書』は、家族の意義について、共同体であること、子供を保護し教育する場であること、等々4つの面から整理しています。東日本大震災以来、家族の大切さが強調されていますが、その期待に最も応えているのが『新しい公民教科書』だと思います。

(3)公共の精神、愛国心、愛郷心がきちんと書かれている
 コロナウイルスと闘ううえで重要になってくるのが、公共の精神や愛国心、愛郷心の強さだと思います。平成18(2006)年12月、教育基本法が改正され、第2条で「公共の精神」と「我が国と郷土を愛する」ということが、教育の目標として設定されました。ですから、「公共の精神」や「愛国心」「愛郷心」の育成は、公民教科書の中心課題ともなるものです。
これら三者について教えない教科書は、教育基本法違反であり、本来検定合格できない教科書であるといえます。最も、三者のことをきちんと記しているのは、自由社の『新しい公民教科書』だと思います。単元8「私たちと地域社会」や単元9「家族愛・愛郷心から愛国心へ」を読んでみてください。

(4)国家の役割について学べる
 近年、日本は多くの自然災害に見舞われ、今年は新型コロナウイルスに襲われて、国家の役割に対する期待が大きくなってきています。また、教育基本法第一条には「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」とあります。
ですから、国家及び社会の形成者の育成が教育の目的だといえますし、国家とは何か、社会とは何か、といったことをどこかで教育する必要があります。その教育を担当するのは、当然に社会科の公民的分野ということになります。しかし、公民教科書では、社会とは何かという教育は一定行われてきましたが、国家とは何か、国家の役割とは何かといったことが教育されてきませんでした。
ところが、自由社の『新しい公民教科書』の単元14「国家の成立とその役割」と単元15「立憲主義の誕生」を見てください。国家の役割を防衛、社会資本の充実、法・社会秩序の維持、権利の保障の四点に定式化しています。きわめて常識的な定義だと思います。
このように国家の役割を国民がきちんと学んでいくならば、日本国は自然災害及び感染症や領土問題への対処なども的確にできるようになると思います。その意味でも、『新しい公民教科書』を推薦します。

(5)国家論について興味深い記述がある
自由社の『新しい公民教科書』を読んでいたら、面白い記述、二点に遭遇しました。一つは、〈アクティブに深めよう 立憲主義の大切さについて考えよう〉の記述です。ここでは、防衛、社会資本の充実、法・社会秩序の維持、権利の保障という四つの国家の役割を、日本国家は果たしているかどうか問いかけています。こういう問いかけに答えていく中で、生徒の世の中に対する問題意識も研ぎ澄まされていくのではないかと感じました。
 二つは、〈アクティブに深めよう 総合的な安全保障問題を考えよう〉という大コラムです。ここでは、食料問題、防災問題、水問題、エネルギー問題、医療保険問題などをすべて安全保障問題と捉える考え方が出て来ます。コロナ・ウイルスの蔓延問題や多くの自然災害を前にして、「総合的な安全保障」という考え方が必要性を増しているように思われます。
 これら興味深い二つの記述を行っている自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。

(6)立憲主義の由来が分かる
数年前から、盛んに立憲主義、立憲主義と叫ばれるようになりました。ですが、立憲主義はなぜ生まれたのか、立憲主義とは何か、うまく説明した公民教科書を見たことがありません。これに対して、自由社の『新しい公民教科書』では、第2章第1節「世界の立憲的民主政治」の箇所で、西欧や米国で立憲主義が生まれた経緯を記述しています。この部分を読むと、立憲主義とは絶対王政による専制政治を防止するために、権力分立や法治主義などの立憲主義が生まれたことが良くわかります。その意味で、自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。


(7)天皇の役割がきちんと理解できる
「日本国憲法」の第1章は天皇条項であり、全部で8条もあります。明らかに「日本国憲法」下においても、天皇は最も重要な存在です。ところが、ほとんどの公民教科書を読んでも、天皇がなにゆえに「日本国憲法」のトップに位置付けられる存在なのか、全く知ることができません。
 ところが、自由社の『新しい公民教科書』を読んだとき、天皇という存在の重要さが良くわかりました。特に、〈もっと知りたい 立憲主義を受け入れやすかった日本の政治文化〉と単元22「天皇の役割と国民主権」を読むと、鎌倉時代以来、天皇は権威としての役割を果たしてきており、今日も同様の役割を果たしていることが良くわかりました。その意味で、自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。

(8)国際社会は競争社会
私たちは、〈日本以外の諸外国の人たちはみな良い人たちだから、話し合いによって問題は解決し世界平和は達成できる〉となんとなく信じ込まされてきました。しかし、本当にそうでしょうか。もちろん、国際協調は重要なことですが、国際社会が各国の国益が衝突しあう競争社会であることは厳然たる事実です。
自由社の『新しい公民教科書』には、国際社会が競争社会であることが明確に書かれています。単元59「国際協調と国際政治」では、国際社会というものが、主権国家同士が、軍事力や経済力、外交力を駆使して競争しあう場であることが説かれている。このように国際社会の現実に基づく記述のある自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。

(9)領土や領海及び排他的経済水域をめぐる争い
新聞やテレビは全く報道しませんが、日々、領土や領海及び排他的経済水域をめぐって、日本と諸外国、特に中国との国益が衝突しています。公民教科書では、これらの問題について体系的に説明する必要があると思います。
自由社の『新しい公民教科書』を読みますと、〈もっと知りたい わが国の領土問題〉と〈もっと知りたい 海をめぐる国益の衝突〉という二つの大コラムに、北方領土、竹島、尖閣という問題だけでなく、日本近海をめぐる資源防衛の問題も詳しく書いてあります。
特に新鮮だったのが、海上保安庁が日本近海を守るために「24時間365日、休むことなく働いている」ことを伝えている箇所です。ですから、自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。

(10)国連敵国条項の説明
 国際社会は、日本人が考えがちな甘い世界ではありません。そのことを端的に示すのが国際社会の中心に位置する国連とは元来日本が戦った連合国のことだということです。また、国連がいまだに敵国条項を抱えていることです。
日本はいまだに敵国と位置付けられ、日本を差別する所謂敵国条項というものがあります。特に、連合国の一員が日本の行動を「侵略政策の再現」とみなすことができる場合には、日本に対して勝手に武力行動をとることができます。
自由社の『新しい公民教科書』を読みますと、敵国条項の説明があるだけではなく、〈やってみよう なぜ敵国条項があるのだろうか。また、わが国はどうしたら敵国条項を撤廃できるだろうか、話し合ってみよう〉と生徒に問いかけています。敵国条項をきちんと扱っている自由社の『新しい公民教科書』を推薦します。

(11)拉致問題
北朝鮮による日本人拉致問題の解決は、21世紀に入って国民的課題となりましたが、この課題について最もよく知ることができるのが自由社の『新しい公民教科書』だと思います。この教科書の〈もっと知りたい 日本人拉致問題〉では、日本と同じく自国民を拉致されたレバノンが拉致被害者を自力で取り戻した事例が紹介されていますし、2002年小泉訪朝以降の日本政府による外交的努力も紹介されています。この二つのことは、この教科書を読むまで知りませんでした。国民的課題である日本人拉致問題についてきちんと学べる『新しい公民教科書』を推薦します。


(12)新冷戦、民族弾圧
三年ほど前から、米中の間で「新冷戦」が始まり、中国が代表する全体主義陣営とアメリカや日本などの自由民主主義陣営との対立が鮮明になりました。この「新冷戦」とはどういうものか、中国とはどういう国家なのか、日本国民がきちんと学ぶ必要性が高くなっています。自由社の『新しい公民教科書』は、これらのことを学ぶのに最適の教科書だと思います。単元61「冷戦終結後の国際社会」で、今日の世界を「新冷戦」の時代と規定し、中国の全体主義的な性格を浮き彫りにしています。
また中国は、国内でもチベット、ウイグル、モンゴルに対する民族弾圧を繰り返しています。特にウイグル民族に対する「民族絶滅計画」を現実化しており、歴史上最大のジェノサイドが進行中です。これらの民族弾圧についても、公民教科書で教える必要があると思います。民族弾圧について学ぶにも、『新しい公民教科書』は最適の教科書だと思います。〈もっと知りたい 近隣諸国の人権問題〉のところで、うまくまとめられています。
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