プライマリーバランス黒字化は家計を貧困化させる

facebook真の国益を実現するブログより

プライマリーバランス黒字化は家計を貧困化させる
麻生太郎財務大臣と前原誠司氏が、二人ともプライマリーバランス黒字化にこだわっていることが、国会論戦で明らかとなった。
誰かが黒字になれば、必ず誰かは赤字となる。貿易が分かりやすい例だ。韓国は黒字だが、アメリカは膨大な赤字である。全ての国が黒字には絶対に、絶対に、ならない。
経済は三つの主体がある。政府、企業、家計だ。政府がお金をたくさんぶんどるならば、企業と家計は苦しくなる。企業は海外で稼げるから、一番ダメージを受けるのは家計だ。
これは、貯蓄投資バランス(ISバランス)という経済学のごく基本的なことで、大学経済学部を卒業した人は普通は知っている。
安倍政権になって、やっと、まともな経済財政政策になるかと思いきや、裏切られたのが2013年だった。
しかし、今回の国会論戦で、立憲民主党の枝野幸男代表は、「もはや経済成長は無理だから、配分を頑張ろう」と主張した。国民民主党の前原氏も、プライマリーバランス黒字化を主張した。
与党だけではなくて、野党にも失望する国会だった。よもや、立憲民主党は共産党やれいわ新選組と比べても、ダメダメ経済オンチではないのかと思う。
もはや、日本の政治には失望しかない。