mixiユーザー(id:4264385)

2021年01月08日06:27

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アイヌ紋様

 NHKEテレの日曜美術館という番組は好きで時々見ています。先日は「アイヌ紋様」についての特集でした。MCの方が自ら北海道に赴いてアイヌの衣服や狩猟に使う小刀の鞘に描かれた紋様について調べておられました。
 アイヌ紋様は大きく分けて三つ。「渦」と「目」と「とがったもの」となり、これらの紋様が無限に連なって模様を形作っていきます。それらは自然の中に現れる神々の何かを彼ら彼女らが自然に感じ取ったもののようでした。狩人のおじいさんが川べりで水の渦巻くさまを見ているとその中に様々な紋様が浮かび上がってくるとおっしゃっていたのが印象的でした。
 彼らは古代「蝦夷(えみし)」と呼ばれ日本全国に在住していた人たちです。自然崇拝の思想を持ち基本的には平和を愛する穏やかな民族だったように思われます。それが倭民族によって駆逐され北海道に追い込められます。征夷代将軍の征夷は蝦夷を征伐するものと言う意味になります。
 アメリカ大陸におけるインディアン、オーストラリア大陸におけるアボリジニ、同じことが日本でも起きていたわけです。
 私は番組を見ながら何だかアイヌ紋様に包まれて見たいと感じていました。もしかしたら私の中には蝦夷の記憶が残っているのかもしれません。
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