東日本大震災は大きな心の傷を作っていきました。その名残の一つがテレビCMの「♪ACジャパン♪」というフレーズです。最近はメロディが付かなくなりましたが、あれが震災時と同じように流れると心の中に「あの時」が鮮やかに蘇ってきました。
震災当時毎日のように何回も何回も「♪ACジャパン♪」という最後のメロディとともに耳に入ってきました。「頑張れ」「日本は一つだよ」「皆が心に掛けているよ」というメッセージが繰り返し繰り返し流れていました。救われた人もおられるのでしょうが、過ぎ去った今改めてあのメロディとフレーズが聞えるといたたまれなくなります。
どんなに身体によいお薬でも副作用はあるということでしょうか。励ましの声も過度になれば負担になるということなのかもしれません。
東北地方は基本的に貧しい土地柄のように思います。原発事故の跡地の除染が、復帰された人たちがどれだけ居られるのか、最近はそういうニュースは全く聞こえなくなりました。
私達が関心を失わないことが復興を続けている東北の人たちの少しですが、支えになるのだとしたら「♪ACジャパン♪」のメロディとフレーズを中心に位置させて再度震災後を考えるキャンペーンをすることが必要なのかもしれません。
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