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2021年02月27日00:31

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朝焼けの青山通り。

2月26日(金)。
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細かい雨が降る。
でも寒くはない。
ここにも春の兆しが。

毎日毎日、ニュースショーで「東北新社」の名前が出る。
菅義偉首相の息子が務める会社で総務省幹部を絶対したと言うニュースだ。
東北新社はどうやら衛星放送の局を持っているらしい。

【東北新社】
懐かしい。
赤坂見附から渋谷方面に青山通りで向かうと直ぐに引っ込んで「とらやの羊羹」があり、そのまま進むと赤坂警察署、そして日本コロムビアと言うレコード会社のある通称コロンビア通りと言う急な坂道の入り口に建っていたのが東北新社。
ここで何回も何回も徹夜した。

東北新社のことを「新社」と略して呼んでいた。 
バラエティ番組の場合、色んなコーナーがあり、コーナー毎の編集は各ディレクターに任されている。
撮ってきた膨大な撮りテープ通称素材を各自が編集する。これをプリ編と呼び、自分の会社の編集室でやる。
新社でオペレーターを使ってぶっつけ本番だと何時間掛かるか、編集代が幾らになるか分からないから、プリ編をやる。
そのプリ編したタイムコードをシートにADが書き写し、いよいよ新社で「本編」

そう言えば「プリ編」する場所が見つからず、新社のプリ編室を借りたことがあった。
プリ編の時は出来るだけ音を遮断して画面に集中したいのに、低い歌声が聴こえて来る。
見ると色の浅黒い、今思えばドーラン焼けだったか小柄な中年女性が唄っている。
彼女はこのプリ編室の管理人で、昔レコード歌手だったらしい。
再起を目指してここで管理人をやりながら、唄の練習に励んでいるとのこと。
その後、彼女が再起したかは知らない。

新社での本編。
1時間のバラエティ番組の場合。
例えば4ツのコーナーがあり、4人のディレクターとその下に着くADがいる。
オペレーターにシートを渡して、オペレーターはタイムコード通りに編集して行く。
途中、画面転換にエフェクトをかけたい時にイメージを伝える。
右から左へスライドして欲しいとか、真ん中から観音開きで次に移って欲しいとか。
この作業が時間がかかる。
10時から始めて、4ツ目の時には深夜を回っている。
もちろん、ずっと新社にいる必要は無くて時間に合わせて呼んでくれる。
深夜に呼ばれようと、その間は拘束されているので酒を呑むわけにはいかない。

新社にはレギュラーのバラエティだけじゃなく特番でも何回も徹夜した。
新社と言うと朝焼けの青山通りのイメージが浮かぶ。
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