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2019年08月28日06:30

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秘密基地の夜。

8月27日(火)。

25日、秘密基地の夜のこと。

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秘密基地。昼の部は木漏れ日の中、涼やかな風が吹いて、色んな経験を積んで来たであろうおっさん達6〜7人がそれぞれ好きな飲み物を呑み、スイカを食べだらだらと気持ちのいい時間を過ごした。
この日集まったのは秘密基地の持ち主Nさんの数十年来の友達だと言うことだ。

陽が落ち始めて、おっさん達はそれぞれ帰宅した。
残ったのはボクとNさんの二人のみ。
Nさんはある場所にボクを連れて行ってくれた。
Nさんは最近ご自分が経営する文房具店の中に小さな劇場を作って、今日の催しは劇場作りに協力してくれた人へのお疲れ会、打ち上げを兼ねたものだったらしい。

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劇場の舞台には柱時計とベンチが設えてあって、コンパクトで使い勝手が良さそうだ。
これから無名のミュージャンや地元で活動する演劇人を集めて演劇祭を開くなど多様な展開が楽しめる。
ヤッタネ!Nさん,

そんなNさんがボクの為に用意してくれたサプライズがあった。
ボクはTVのディレクターとして、数え切れないほどバラエティの1コーナー、4分のミニ番組を作って来たが、深夜のマニアックなドラマを演出したこともあった。
その中の一つのDVDをNさんは購入して上映会を開いてくれたのだった。
今までテレビ画面を通して見ていたものが、今回はスクリーンを通して見る新鮮さ。
自分が撮ったものとは言え、数十年前のことゆえすっかり忘れていて、あーこんな場面も撮った、こんなラブシーンもあった、これは何処で撮ったろう、一つ一つ想い出を反芻しながら感慨深く見た。
だからこのテレビドラマが面白かったとかつまらなかったとかの客観的なジャッジが出来ない。
スタッフロールが流れて、最後に自分の名前が一人で出ているのを見て、これはなかなかいいものだなあと思った。

自分が関わって来たほとんどがノンクレジットだが、ここにこうして自分のして来た仕事がきちんと証明されている。
今からおよそ三十年前、声が掛かればボクは寝る間も惜しんであっちの仕事、こっちの仕事を掛け持ちしていた。
忙しかった時代、それは誰かに必要とされていた時代。
その時代をふと懐かしんだ。

この時代を思い出させてくれて、有難うNさん!

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