2月21日(日)。
今日も良く晴れた。
2月も後10日、本当に春はすぐそこ。
2月-11 ブレードランナー。
1982年。米ワーナー。117分。
出演。ハリソン・フォード。
監督。リドリー・スコット。
1982年に初公開されてから、様々なバージョンが公開されたらしいが自分が見たのは2007年、ファイナルカット版。
2019年、人間の作ったレプリカントと呼ばれるロボットが感情を持ち、人間に襲いかかるーー。
物語の概要は簡単に言えばこうだが、いやあ、まず見たことのない数々の映像に圧倒される。
近未来都市とはきっとこうなんだろう、繁栄と退廃が同居する街並み。
一年中、雨が降ってるみたいな濡れた舗道。
サーチライトが時折頭上を照らす。
何よりこの世界は昼と夜の境がない。
巨大な悪夢を見ている様だ。
素晴らしい。面白い。もう一度見たくなる悪夢。
2月-12 セッション。
2014年。 米ソニー。 106分。
出演。マイルズ・テラー。J・K・シモンズ。
監督。デミアン・チャゼル。
19才のジャズドラマーは更に偉大なドラマーになるために、アメリカで一番の音楽学校に入学する。そこで出逢った教官は笑顔のない鬼教官で、徹底したスパルタ教育。
二人の間の感情の衝突。
そして、ラストヘ。
彼は恋もするし、けれどドラムの練習の為に可愛い恋人とも別れる。
物語だけ書けば良くある青春映画だ。
しかし、何が違うのかと言えばベタついた甘さがない。
物語の全てがラストのドラムソロ、いや、それを見つめる鬼教官とのセッションにだけ捧げられている。
激しいドラム。高ぶる感情。
見ているこちらも涙が止まらない。
面白い。見て損のない一作。
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