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2016年02月04日09:44

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番長と紳士。

2月3日(水)。
フォト


節分。
空は青く風は冷たい。

以前から薬物疑惑が囁かれていた清原が逮捕されて、朝から晩までテレビのニュースは大騒ぎだ。
「残念だ」と言う声もあれば「恥晒し」との声もある。
全体の論調は〜何故、あの球界のスーパースターが?〜を基本に番組を引っ張っていた。

「邪魔だ邪魔だ!そこどけ!オラオラ、写すなよ」
大声のする方を見ると、上半身裸、バスタオルを肩から掛けた身体の大きい男が我が物顔でやって来る。
清原だ。
場所は東京ドームだったろうか?
清原の直前に工藤公康投手も通り過ぎたのでまだ清原が西武時代、20代前半じゃないだろうか?
我々は別の選手をインタビューする為に通路にカメラを構えて待機していた。
そこに清原がやって来て、上記のような乱暴、横暴な言い方をした。
イヤ、野球は実力の世界とは言え若くして人気実力共に頂点を極めた清原に誰もたしなめる人間がいなかったのだろう。
あの態度は一般社会では通用しない。
そのことがあってから、清原を見るのも聞くのもキライになった。

別の日。
多摩川の堤防で取材の為にカメラを構えていた。
カメラマンやスタッフがざわついている。
みんなが見ている方を見ると、見慣れた顔がこちらに向かって来る。
長島だ。長嶋茂雄氏が朝のウォーキング中だ。遠くからでもオーラを感じる。
長嶋茂雄は静かに歩きながら、何処を見るでもなく誰に言うでもなく胸元に×印のサインを出した。
取材拒否の合図。
長島はそのままカメラの横を通り過ぎて行った。
いやあ、大人、紳士。

今回、清原が逮捕されたことで球界のスターを思い出した。






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