小説なんですが、漫画になっています。
オンラインでいろいろなとこで連載されているのですが、作画はねこクラゲ版と、倉田三ノ路版があるようです。
当然ですが基本ストーリーは同じですが(元が同じなので)表現が多少違います。
例えば、ねこクラゲ版は白粉の毒を教えてくれた人(主人公)を捜すのに、普通の下女は文字が読める読めないということを事前に伏線をはっていて、下女が集められた時に「居残れ」と書かれた紙を見せられながら、解散して良いという反する指示に反応してしまうことで炙り出されます。
一方、倉田三ノ路版は毒のことが書かれていた布が置かれた日に見慣れないソバカスの下女を見かけたことから、ソバカスの下女が集められ、同様に「居残れ」という紙で炙り出された後で、下女は普通文字が読めないという説明が来ます。
どちらにも一長一短があり、ねこクラゲ版は炙り出すポイントの識字率に重きを置いて伏線をはっていくのは良い流れですが、なぜソバカスの女に絞ったのかが分かりにくいです。
倉田三ノ路版は、壬氏(主人公を炙り出した人)は女性なら皆んな喜ぶ美形男子という設定なので自分とすれ違っても興味も持たないソバカス女が記憶に残り、ソバカス女の中で文字が読めるものという流れですが、普通字が読めないというのがとってつけたような設定に感じてしまいます。
最初のこの話は無料で読めるのでどちらが良いのかは読んでみてください。
マンガUP!が、ねこクラゲ版で、MangaOneが倉田三ノ路版です。
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