ロングウェイノース観てきたよ

■ロング・ウェイ・ノース　地球のてっぺん
時代は19世紀末、舞台はロシア。サンクトペテルブルクの伯爵令嬢サーシャが、北極点を目指し消息を絶った祖父の砕氷船を探しに、旅に出るという話。サーシャは冒険家であった祖父に薫陶を受けたためか、伯爵令嬢にあるまじきど根性娘。真面目で気丈な頑張り屋が、艱難辛苦を乗り越えて流氷の彼方を目指します。思ってた以上にハードな話でした。特徴的なアートワークは、キャラと背景が馴染んでいてどこをとっても一編の画として成り立つくらいで、全編通して非常に美しいです。簡素な線で描かれた人物ですが、表情は多彩で胸を打ちます。いい映画だった。吹替版を見たのですが、原語版でも観たいかも……でもフランス映画だから、ロシア語じゃなくてフランス語なんだろうな〜。フランス語は読めませんが、なんとなくサブタイになってる『地球のてっぺん』が本来のタイトルだったんじゃないかと感じました。おすすめ。