mixiユーザー(id:4232901)

2020年01月19日15:51

63 view

ペットセメタリー・劇場版ハイスクールフリート・メイドインアビス深き魂の黎明観てきたよ

■ペット・セメタリー
原題はPET SEMATARY。まんまですね。基本的なストーリーは原作・以前の映画版と変わってないようです。どちらも未読・未見ですが……。本作はきちんとホラー映画としてのセオリーを踏んでいますし、救いの無い展開も悪くは無い。でもなんか、どこか物足りないものを感じます。もうちょっと恐くできるんじゃないですかねえ。戻ってきたエリーも最初からこいつ人間じゃねえ! という外見にはしないで、ちょっと元気ない⇒ホラー顔に豹変とかにした方が良かったのでは……。いきなり刃物振り回して、動きで豹変を描こうととしてるのは分かるんですが、外見的記号も重要だと思うのですよ。目も白目無くして真っ黒にすればいいのに。(キングが嫌がるのかもしれませんが……) ま、悪くは無いというところですか。

■劇場版ハイスクール・フリート
万里小路さんの喇叭が高らかな劇場版です。洋上の放棄要塞と自給自足の実験プラントがテロリストに占拠され、それを奪還するために奮闘するというストーリー。映画そのものは、最初から最後まで一定のクォリティーを保っていて楽しめるのですが、この手のジャンルにありがちな矛盾が鮮明になってしまいました。つまり、主人公達の活躍を鮮烈に描くためにシリアスな状況を設定したが、存在しているはずの命の遣り取りが描かれず絵空事感が強調されまくってしまう、というまあどうしようもない宿命ですね。TVと同様に、徹底的にごっこ遊びに終始させるべきなんですよ……。ブルーマーメイドの強襲シーンも血がしぶかないようにされていますが、艦船の砲撃戦では絶対に敵味方ともに死傷者が出ています。そこは、艦砲が飛び交う場面では被害を受けた施設内描写を避けることを徹底しています。そもそも、要塞内の敵テロリストは1カットたりとも画面に映りません。TV版では部下の危険になれほど敏感だったミケちゃんが、今回は何のためらいも無く砲火をくぐって要塞内に突貫することを決心するのはどうなんだと……。殺し殺される覚悟を持たないJKが、事実上の戦場に紛れ込む虚しさが溢れかえってしまいました。作る方も観る方も承知でいなければいけないお約束なのでしょうが、酔いきれませんね〜。

■劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明
2時間にわたって、ボンドルドとの対決が描かれた今作。ラスボスだと思ってたけど、ちゃいましたね。ボンドルドは、前作でナナチ主観による説明が行われたため、自分の欲望のためにあらゆる物を犠牲にする悪魔のような人物という印象だったのですが。今作でより詳細にボンドルドの行動が描かれたことにより、狂ってはいますが悪人ではないというというのが良く分かりました。ナナチも最後にはある程度の納得に至ったようですし。あらゆる物を犠牲にするという行動は真実その通りでありますが、その犠牲の中には自分自身も含まれていますし、他者への悪意も一切ない。一種崇高とも感じられる、アビスの解明=人類全体への貢献のために、ひたすらに使命を全うする姿。ダークヒーロー的な格好良さがありました。犠牲にした者の名前をずっと覚えており、その扱いには感謝や敬意さえも感じられる。目を背けたくなるおぞましい行為を目の当たりにしながらそういう感想を視聴者にもたらすんだから、素晴らしいシナリオ・演出だったと言えるでしょう。萌えアニメにしか見えないキャラデザなのにシリアス過ぎる。なおレーティングがR15+なことからエロエロ肌色が予想されていましたが、全裸に剥かれて腕を切断されてへそに刃物突っ込まれて痛みのあまりに失禁して排泄物を吸い上げられたのは少年型サイボーグのレグ君でした。要らねえよこんな肌色……。最後にTo Be Continuedと表示されましたから続くらしい。しかしいつになるやら……原作ストックももう無いんじゃない? 読んだことないから知らんけど……。


あ、SHIROBAKOの予告編が流れましたが、内容はさっぱり分かりませんでした。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年01月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031