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2020年01月15日09:22

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「私が総理大臣ならこうする」を読んでいます

大西つねき著

「なぜ格差は増大するのか?」


格差社会と当たり前に言われていますが
どうしてこうなってしまったのか?

この本で説明されていました


一番驚いたのは
ミヒャエル・エンデの「モモ」が
童話とされてはいるが
実は今のお金の発行の仕組みのおかしさ
金利の恐ろしさを伝える警告書であるということでした




「モモ」は読んでないけど有名だなあとは
思っていました。



時は比較的近代で
人が車、電車や電話を使います
使われなくなった円形劇場にボサボサ髪の
モモが住み着きます

モモは人の話を聞くのがとても上手で
多くの人が劇場へやってきて
彼女とおしゃべりします
子供も遊ぶようになります

そんな幸せを壊すように町に
灰色の男たちがやってきます

この男たちは時間泥棒で
町の人にうそを言って時間を盗んでいきます

時間銀行に時間を預ければ
それを増やして返してあげる
というのです


騙された町の人たちは
時間を預け、そして時間を失っていきます

すっかり忙しくなった人たちは
円形劇場へ行かなくなり
子供たちと過ごす時間も無くなります 

異変に気が付いたモモが
時間銀行の時間を解放し
灰色の男たちを消し、人々の時間を取り戻す話です


時間泥棒=金利という考え方をすると
それを存在させているのは
今の貨幣システム、
誰かの借金としてお金を発行する仕組みであるということ
だそうです。


お金を労働の対価とすれば
負債とは一定時間の労働を担保にしている

例えば、1年分の労働に相当するお金を
借りれば、
1年間の労働でそれを返すことです「もし、金利がなければ」です。



しかし、ここに10%の金利がかかると
1年と36日分の労働をしないと返せません
お金を借りることによって36日分の時間を奪われるのです

すべてが誰かの借金においてお金が発行される
貨幣システムにおいては
そのすべてに金利がかかるということは

それはどんどん膨れて行って
加速し
我々は絶対に返せない借金を背負う無限借金地獄にはまるんだそうです

借金の担保は我々の労働時間なので
私たちは忙しい時間を送らねばなりません
貴重な人生の大半を「労働」という「お金」の隷属に費やしてしまうというわけです


エンデはそれを予見したので
この物語を書いたのです。


この国に蔓延する大きな嘘!
それは「国の借金1000兆円、一人当たり800万円」です
でも、国と政府は違います。
国=政府ではなく、この借金を政府は背負っていますが

そのほとんどを民間が貸しています
貸し手も借り手も日本です

なので国の借金ではありません
貸しているのは日本の機関投資家です
銀行、生命保険会社
損害保険会社、年金運用基金など

つまり間接的にみなさんが政府にお金を貸しています
一人当たり800万円の資産です。


国家として見れば日本は世界一お金持ち国ですのよ。

でもそのお金をみなさんが使えてないので実感がわきません
日本の貿易黒字は外貨で貯まるので
ドルは日本で使えない
海外へ投資してその外貨は日本に持ち込めないからです

難しいけど
お外にお金がずっとあるんだそうです
海外に貸しっぱなしで日本には入ってきてないのです
ゆえに私たちのためには使われてないのですってよ。


とか
難しい本を読みながらこれを打ち込んでいます
金利がなければいいと書いてありました。
しかし、金利で生活しているお金持ちが
手放すはずもなく

こうして格差が広がるのです
私たちが日々、馬車馬のように働かされ
お金もそうもらえなくなっているのは


特に若い世代にはきつい話ですが
その大金持ちの犠牲になっているのかもしれません。
忙しい理由が少しわかった気がします


ゆえに、奨学金で大学へ行くことも
恐ろしいことなのかも?
できれば金利のないやつを借りられるように
勉強しましょうね、子供たちよ。
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