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2019年06月21日18:13

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京都の仕出し屋さん・「ちどり亭にようこそ」

十三湊著

”とさみなと”と読むそうだ

姉小路沿いにちんまりと建つ
「ちどり亭」
店主の花柚は20代半ばの美しい女性

しかし、なぜか週末は
毎週お見合いをしている

「お見合いがライフワークなの」と言う
そんな彼女が心を込めて作る最高に
美味しいお弁当を食べれば・・・

どんな人でも笑みがこぼれてしまう


最近弁当屋さんの
小説ばっかり読んでいる気がする


私も毎日お弁当を作っているけど
この本に書いてあるような
凝ったお弁当は作れてない・・

京都の地理がわかればもっと楽しく読める本

京都には仕出し屋と菓子屋が多い、
京都の人々は頻繁に入れ替わる権力者達に
翻弄されて来たために
彼らに反抗はしないがあてにもしない、
というスタンスにあり

町衆という自治を行った
自治には寄り合いがつきもので
その話し合いの場には仕出し料理と手土産の菓子が必要だった


そう言う歴史的な慣習もあって
京都の人は共食の場を大切にしているのだそうだ

そういうことで
昔の京都ではお客さんにはしばし料理をとってもてなすのが
礼儀で、家庭料理を出すのは失礼な事だったという

先斗町や祇園みたいな花街のお茶屋さんも
料理は店で作らずに仕出しを取っているそうで、
現在料亭と言われているお店の多くも
元は仕出し屋だったらしい


京都に住んでいるときに
仕出し屋の弁当を
あまり食べたことが無いのだが。。。


「手桶弁当」は美味しかったなあ〜〜〜
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