mixiユーザー(id:417253)

2019年05月27日18:33

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アポロ11号の伝説

「サピエンス全史」下巻
まだ読んでいるのです

近代になるごとに辛くなるわ・・
ひとが科学を手に入れると
戦争が増えるから



1969年7月20日
ニール・アームストロング&バズ・オルドリンが
月面に着陸した

この月探検の数ヶ月前
アポロ11号の宇宙飛行士達は
アメリカ西部にある
環境が月に似た辺境の砂漠で
訓練を受けた

その地域には昔からいくつかの
アメリカ先住民のコミュニティがあった

そして宇宙飛行士達と先住民の伝説が生まれた

訓練中、先住民の老人と会った
宇宙飛行士達は

「これから私達は月探検に行く」と聞いた先住民の老人から
お願いがあるのだがと切り出された

「何でしょう?」と彼らは尋ねた
「うん、私らの部族の者は月に精霊が棲むと信じている
私らからの大切なメッセージを伝えて貰えないだろうか?」と老人は言った

「どんなメッセージですか?」
老人は、部族の言葉で何かを言い
宇宙飛行士達が正確に暗記するまで
何度も繰り返させた

「どんな意味があるのですか?」
「ああ、それは言えない。私らと月の精霊だけが知ることをゆるされた秘密だから」



後で基地に戻った宇宙飛行士達は
その部族の言葉を話せる人を探し、
遂に見つけ出し
メッセージを訳すことを頼んだ


暗記していた言葉を復唱すると
訳を頼まれた者は腹を抱えて笑い始めた

どういう意味かと
尋ねると

彼によれば、
宇宙飛行士達が暗記した一説の意味は
次のようなものだった

「この者達の言うことは、一言も信じてはいけません
あなた方の土地を盗むためにやって来たのです」

ちゃんちゃん


アステカ族、インカ族にとっては
スペイン人はエイリアンだったに違いない

この二つの先住民族の国同士が情報を交換できて
侵入者を信じなければ征服なんかされなかったかもしれない

ヨーロッパがようやく軍事的、政治的、経済的、文化的の
重要地域になったのは15世紀末

1500年から1750年までの間に
ヨーロッパ西部は勢いをつけてアメリカ大陸と諸大洋の征服者となった

だがそのときでさえ
ヨーロッパはアジアの列強には及ばなかった

1775年にアジア(オスマン帝国・サファーヴィ朝・ムガル帝国・中国の明・清)は
世界経済の8割を担っていた、それに比べて
ヨーロッパは赤子のようなモノだった


ヨーロッパの科学者が魔法のようなテクノロジーを拠に
帝国が「探検と征服」をしたからではないかと
思われる

アジアの帝国は
それに関して興味を持たないままに来てしまって
出遅れてしまった


アジアはヨーロッパに劣るものでは無かったが
近代科学と近代資本主義を持ってなかったので
ヨーロッパに負けちゃったのである

視野が狭い、
海外に関心が無いと言う事は他国に征服されかねない
と言うことだ


ちょっと、発見
アメリカに軍事目的で遠征隊を送ろうとした
初めての非ヨーロッパ勢力は日本だった

1942年6月
日本の遠征隊はキスカ島とアッツ島という
アラスカ沖の二つの島を占領し、その過程で
アメリカ兵10人と犬1頭を捕らえた

だがそれ以上日本人は
アメリカに近づくことは無かった


ざんねーーーん


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