mixiユーザー(id:417253)

2019年05月14日13:46

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サピエンス全史

兄に勧められて
読み始めた

「サピエンス全史」
ホモ・サピエンスの全歴史を扱った
上下巻である

作者はユヴァル・ノア・ハラリ
イスラエルの歴史学者である

今、私は
「ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの
能力の違いは何か?」を読んでいるところである


この二つの種は
仲良くならなかったと思われる

今まではホモ・サピエンスが
ネアンデルタール人を殺りくしての
「交代説」が強かった

最近は研究が進んで
どうも「交雑説」も出てきている
何故なら、
中東とヨーロッパの現代人に特有のDNAのうち
1〜4%がネアンデルタール人のDNAだった


これは重大なことで

その次に
デニソワ人の化石化した指からのDNAで
わかったが
メラネシア人とオーストラリア人先住民に
最大6%デニソワ人のDNAがあった


この二つのDNAは現代人のゲノムには僅かしか与えてないので
そのような交配は僅かだった
稀だったと言える



おそらく両集団は一体化はしなかったが
ネアンデルタール人のうちで幸運な遺伝子は
サピエンス急行に乗り換えられた
ということだ


ネアンデルタール人が絶滅したのはおよそ3万年前だ
ホモ・サピエンスが
ネアンデルタール人よりも身体が小さいのに勝利したのは

約10万年前
一旦ネアンデルタール人に負けても
再び45000年ほど前

大海原を渡り、アフリカ大陸からオーストラリア大陸へ上陸してきたのだ
そのホモ・サピエンスは
新しい思考と意思疎通の方法を持っていた

これを「認知革命」という
「噂話」によって言語を発達させたのがホモ・サピエンスである
社会的な動物として情報を伝えることが
生存と繁殖を拡大させていった

噂話は偉大である

それは現代でもネット・メール・電話・ラインでされている

噂話は「ズルをする人、たかりをする人」を社会に知らせ
社会をそう言った人から守るのである
これによって信頼できる人を見分けて
集団を大きく出来るのである

でも噂話で出来る集団の限界は150人までだったそうだ
(100人委員会も100人を超えることが無かった訳である)なーーんちゃて

その後、その限界を超えるために必要だったのは
「共通の神話」であった

これによって、大勢で協力する事が容易になり
もっと大きな集団を結成していったのである


逆を言えば
人間同士の大規模な協力は、神話を変えれば
変更可能なのである

あっという間に現実を変えることが出来る


例えば1789年に
フランスの人々は一夜にして
王権神授説から国民主権の神話を信じ始めた

ホモ・サピエンスは必要性の変化に応じて
迅速に振る舞いを改めるようになった


サピエンスが発明した
想像上の現実の計り知れない多様性と
そこから生じた行動パターンの多様性は
共に私たちが「文化」と呼ぶものの主要な構成要素である

文化は変化と発展をやめない
そしてこうした止めようのない変化のことを「歴史」と呼ぶ

ふむふむ、なかなか興味深し。

次は「狩猟採集民」の事が書いてある
「農耕民」との違いが書いてあるので
これはこれで楽しみである。
ちょっと難しいけれど
二度読みすれば頭に入ると思う


縄文人の中にネアンデルタール人のDNAが入っていると
聞いたことが在る
この本には日本人に関しての記述が無いからわかんないけど
面白いことだなあって思う
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