『911LA救命最前線3-2 それぞれの役割』
<ストーリー>
アラスカ沖で発生した地震によってLAを大津波が襲う。アシーナは娘と共に交通事故の巻き込まれ、マディのコールセンターには通報が殺到する。一方クリストファーを連れて桟橋のカーニバルに来ていたバックは津波に飲まれてしまう・・・
<コメント>
うわあ、さすがに予算があるなあこの番組。第一シーズンでは中盤で飛行機が海に墜落して、第二シーズンではLAを大地震が襲い、第三シーズンではなんと大津波が襲い掛かってくる。またこのSFXというか、仕掛けが良く出来ているのだ。全体を襲うというよりもバックのいる桟橋周辺を描くことで最小限の場面で効果を得ている。
第一話の終盤に桟橋のカーニバルで心臓発作を起こして救助するボビーたちの描写があってからのバックとクリストファーなので第一話のひきがとにかく凄かった。
この津波シーンは多分数年前だったら絶対に日本で放映されないようなリアルさで、家屋が破壊され流される人々だけでなく、引き波によって溺死体が次々と流れてくるシーンなど目を背けたくなるほどである。
前のシーズンでの大地震のときも書いたのだけれど、こういったパニック状況というのは消防士、救命士、警官など数人のキャラクターが主体となって別々のシチュエーションでサスペンスを描けるので、実はTVシリーズに向いている。だから第一シーズンでのパニックはシーズン中盤にあったのか。
ところで、当然マディのコールセンターも物語の要になるのだけれども、屋根裏に逃げ込んだ男がなんとか脱出しようとしているまま連絡が途絶えてしまったというシチュエーションも実に怖い。
突然いなくなったクリストファーの安否を含めて後半が気にかかる。
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