『ブラッドショット』
<ストーリー>
アメリカ海兵隊員のレイは妻と共にマーティンと名乗るスパイに拉致され、妻のジーナは殺され、レイも射殺される。しかし、ある組織のナノテクノロジー技術によって生き返る。記憶を取り戻したレイはマーティンへの復讐に向かう・・・
<コメント>
ウェズリー・スナイプスとかヴィン・ディーゼルとかはやたらとSFアクションが多い。これはやはり彼らの肉体と体技がそもそも人間離れしていることもあって、SFで能力を加速する場合にはよほどの設定でなければならない。その点、この作品ではナノマシンによって不死身強化され、例え頭の半分が吹っ飛ぶくらいに肉体が破壊されてもCGであっというまに復元されてしまうのだ。
一昔前の作品だったら主人公の復活が上映時間の半分くらいで、クライマックスで自分を殺した敵との対決になるところだが、さすがに現代の作品だけあって最初の30分くらいで主人公が殺されて復活して記憶を取り戻して主人公と妻を殺した相手に復讐してしまうのだ。
だったら、あとの1時間は何をするのかということだけれども、この先はやはりとんでもない展開になっていくのである。
それにしてもアクションにCGは要らないはずなのに、この作品に関しては確かにCGがあっても仕方がない。だから後半のアクションシーンは不死身の人間同士の戦闘だけあってほとんどマンガに近い。もう笑ってしまうほど凄いシチュエーションでこれならヴィン・ディーゼルでもCG使っても仕方がないよな、と感心してしまうほどである。
見終わった後に何も残らないけれども、見ている最中は手に汗握る娯楽SFアクションの王道的作品。
ブラッドショット
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