mixiユーザー(id:411965)

2020年05月29日23:50

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「タワーリング・インフェルノ」映画

『タワーリング・インフェルノ』
<ストーリー>
 サンフランッスコに建築されたグラスタワーと呼ばれる135階建てのビルの落成記念パーティーが行われることになるが、建築家のダグは知らぬ間に配線の仕様が変えられていることに気づき、火災の心配を社長に訴える。その予感は当たり、やがて配線からショートした炎はグラスタワーに襲い掛かっていく・・・
<コメント>
 コロナの影響で新作が公開されないために、方々の映画館で旧作の上映を行なっている。大阪のなんばパークスシネマでは『復活の日』を上映していて、攻めているなあと感心したのだが、この作品もある意味現代に攻めている作品。
 パニック映画の頂点のように言われるこの作品、映画秘宝的に言うなら「底抜け超大作」となるのかもしれないけれども、なんのなんの、約50年前(1974年製作)に製作されたこの作品が劇場でじっくり見たらきちんと職人技で製作されていることが良くわかる。
十分な予算がかけられていることから画面の密度や情報量がとにかく多い。そしてLBアボットのSFXシーンも初見時にはもっと稚拙かと思ったけれども、あべのハルカスを見た後ではあのパースや視線の撮り方は正しかったのだと判った。俳優達も手を抜かずにきっちりと自分の役をこなしているし、そこにいるだけで存在感を出すという意味ではフレッド・アステアの身のこなしは確かにほれぼれする。
 ポール・ニューマンもスティーブ・マックィーンも本気でアクションをやっているし、本当に燃え盛る炎のすぐ側で演技している。
 では何に対して攻めているのかというと、この作品は劇場で見ないと本当の面白さやスケール感は判らないのだ。多分だけれどもわざわざ劇場主がこの作品をよりにもよってこんな時期に上映したのは「どうだ、スマホで映画見た気分になっているお前らにはこのスケール感は判らないだろう、この炎の動きはCGでは出せないだろう」というのは考えすぎかなあ。

タワーリング・インフェルノ
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