mixiユーザー(id:411965)

2020年04月10日01:43

116 view

ニコラス・ケイジの最近は

 テレビで『ナショナル・トレジャー』をやっているのを見た奥さんが「そういえば、この頃ニコラス・ケイジの映画を見ないわねえ。何をやっているのかしら。」と言ったので「いやいやいやいや、それは君が見るような映画、あるいは普通に映画館で上映されるような映画には出ていないだけでWOWOWの深夜とか早朝にやっている映画ではやたらとニコラス・ケイジのアクション映画があるよ、と説明。
 まあ、とにかく『ハングリー・ラビット』とか『トカレフ』とか「奥さんとか娘さんとか誰かとかが殺されて復讐」という映画がやたらと多い。中には奥さんが死んで世捨て人みたいになったニコラスの女友達の娘が自殺未遂したかと思ったら地獄から奥さんの魂がやってきて(地獄へ行ったのか、奥さん)娘に乗り移って乗っ取ろうとする、みたいな珍品『トゥ・ヘル』とか。
 もっと珍品では永井豪の「ススムちゃん大ショック」みたいにいきなり世界中で両親が子供を殺したくなる現象が起こって、ニコニコ笑いながら子供達を殺そうと襲い掛かってくるニコラスみたいな『マッド・ダディ』とか。ちなみにこの映画のクライマックスは遂に子供達が追い詰められたときに、いきなりピンポーンと誰かが訪ねてくる。誰かと思ってニコラスが扉を開けたら子供達のお爺ちゃんとお婆ちゃんで、つまり彼らの子供のニコラス夫婦を殺しにきたということで殺戮のパーティーが始まるというもう笑っていいのか怖がっていいのか、という話。(オチまで言ったけど、誰もこんなもの見ないだろうし)
 しかし、恐ろしいことにこれらのB級、C級のアクション映画なのに、ニコラス・ケイジが出ているだけでちょっと面白く感じてしまうのだ。
 多分、あるときから「金さえもらえればどんな珍品でも出る。血塗れのアクションだったら顔芸を披露できるからもっとありがたいな」とばかりになってしまったのではないだろうか。
 ちなみに、声だけなら『スパイダーマン:スパイダーバース』みたいな名作にはけっこう出ているのだけどね。


8 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930