mixiユーザー(id:411965)

2020年03月30日01:14

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「HGに恋する二人1」コミック

『HGに恋するふたり1』
<ストーリー>
 14歳のときにTVに映るストライクガンダムに一目ぼれしてそれ以来モビルスーツがすっかり好きになった神崎は30歳になった今自分の趣味も表に出来ずに苦悩の日々を送っていた。しかし、ある日ストライクガンダムのプラモデルを持った女子高生高宮と知り合い・・・
<コメント>
 隠れオタクのアラサー女子が同行の仲間を得て自分の趣味に自信を持っていくと言えば様々な作品があって一種のジャンルと化している感があるけれども、代表作としてはやはり『トクサツガガガ』になるだろうな。
 本作はその対象が「ガンプラ」という極めてニッチなジャンルだけれども、さすがに「ガンダムエース」に連載されただけあってとにかく「好き」の形と方向が真っ直ぐ。そして最近の傾向としてキャラクターの性格が極めて現代的。厳格な親に育てられた主人公は「好き」をうまく表現できない。一方オタクの兄を持つ女子高生の高宮は自分の「好き」に疑いを持たない。
 この作品の微妙なところとしては主人公が好きになった原因の作品が『ガンダム Seed Destiny』であるところ。ファーストの再放送でもなければ逆シャアの映画でもない、SEED系のガンダムなのだ。さらに驚いたのは高宮に「ガンダムの何が一番好きか」と聞かれた神埼が「音・・・かな。フェイズシフトの音とかデスティニィが翼を広げたときとか、ユニコーンの変形するときの音とか・・・」と照れて言うのだが、これを読んだときに「ああ!判る!僕も実はユニコーンの変形するときの音を劇場で聞いてものすごく感動した」という記憶があるのだ
 うん、このあと当然ガンプラの話が広がっていくのだろうけれども、その過程が実に楽しみである。

HGに恋するふたり(1) (角川コミックス・エース)
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=411965&id=4937409
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