介護保険の認定委員をやっているのだけれども、次回の会議のために資料を読んでいて思わず笑ってしまった。第四群精神・行動の中の2:作話という項目がある。普通ここにあるのは「ベランダに誰かがいつもいる」とか「嫁が金を盗んだ」とか「昨日(死んだ)兄が会いにきた」とか殺伐としたものが多いのだけれども、今回対象となった86歳の男性の作話というのが「テレビを見ている時行ったことのないはずの海外を見て若い頃はよくここに行った、懐かしいなどと言う。その他ありえない作り話を毎週のようにする」というものであった。
うん、確かにこれは「作話」かもしれないけれども、むしろ「ホラ」じゃないかなあ。ついでに思ったのは僕が認知症になった場合、同様になるような気がする。「テレビでイエローストーン公園が映ったらこれはバルカン星だ、若い頃にカトラの儀式に参加した」とか言い出すような。
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