「医者が病気になって初めて患者さんの気持ちを知る」というシチュエーションはよくあってそういう立場に立った医者の書いた本も沢山ある。
ところで病気になった患者さんがよく発する言葉に「なぜなったんでしょう」というのがある。特にご老人などで明らかに老化現象で病気になった場合は説明に困る。だって同じ年齢でもなってない人の方が多いのだから。
さて、先日から左腕に激痛が走り、第七頚椎の領域の感覚障害が出てきた。自分でレントゲンを撮って頚椎症と診断してお薬を呑み始めたけれども、左腕はかなり動きが制限され、色々と日常が不自由になった。そして思ったのが「なんでまたこんなことに」と。(まあ、老化現象なんだけど)まさに「医者が病気になって」の状況。
そこで考えを変えて「これはレクター博士の正体に気づいたときに刺された傷が原因」あるいは「これは北朝鮮で拷問を受けたときの後遺症」と思うことにした。
すると不思議なことにどんな痛みや不自由さも「だったら仕方がないよな」と納得できるようになってしまったのだ。
この治療法を論文にして学会に発表したいのだけれども、何学会に発表すればいいのだろうかなあ。
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