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2020年01月15日01:48

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「小畑健展」展覧会

『小畑健展』
<内容>
『ヒカルの碁』『デスノート』『バクマン』などの作画を担当した小畑健の原画展。画業30年を記念して様々な作品の原画500点と共に作画テクニックなどを展示。
<コメント>
普通、原画展などでは「へえ、原画はこんなに綺麗なんだ。雑誌よりもはるかに綺麗だな」と思うものだが、今回の原画展においては「へえ、雑誌印刷って大分頑張っているのだな」と思ってしまった。ひょっとして小畑健氏のクリアな線で描かれた絵と言うのは雑誌の印刷と相性がいいのかもしれない。それでも原画の美しさにはやはり目を見張るものがあり、特にカラー・イラストの表情の色の使い方には陶然としてしまう。
面白かったのは原稿を立てて展示したものがあって、つまり顔などを右側から描くのは得意なので、原稿の裏に右側から書いてそれを表からなぞって左側の表情にした、というところ。あれほど凄い絵を描く人なのに、妙なところに力を入れていて、だからこそ完成度が高い原画が出来るのだなあ、と感心してしまった。
『デスノート』や『バクマン』などの完結した作品に関してはそれぞれのシーンにうなずいたけれども、圧巻は連載中の『プラチナエンド』の展示。多分このイベントをやるということで保存していたであろう、ネームから下書き、ペン入れ、背景、原稿完成までが壁一面に展示されていて、右から左に向かうに連れて「こうやって原稿が完成していく」というのが一目瞭然なのである。
いや、いいものを見せてもらいました。


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