mixiユーザー(id:411965)

2019年02月17日23:38

153 view

「スタートレック・ディスカバリー2-2ニューエデン」配信

『スタートレック:ディスカバリー2-2 ニュー・エデン』
<ストーリー>
 銀河系中に広がる謎の光を追ってベータ領域までやってきたディスカバリーはそこで地球型惑星とそこに住む地球人を発見する。200年前にワープ航法がない時代にどうやって彼らはここにやってきたのか。調査のためにパイク船長とマイケル達は惑星上に降り立つが・・・
<コメント>
 謎の存在に救われてはるか彼方の宇宙に移住した地球人たちだが、惑星に危機が近づいている・・・という設定はまるで『宇宙大作戦』の「小惑星衝突コース」だし、そこに住む人々に対しての対処は『新スタートレック』の第一級優先条項で、そこに誘導されてくる展開はまさに『ディスカバリー』のもの。ということで実に見事に『宇宙大作戦』のパターンのまったく新しい物語を作ることに成功している。
 演出をライカー副長ことジョナサン・フレイクスがやっているので第一シーズン的な陰鬱なタッチではなく、むしろ『新スタートレック』のキャラクター・ドラマとしてのものになっているのもほっとする。特にジョナサン・フレイクスはティリーに思い入れがあるのか使いやすいのかちょっと太めの彼女が走り回るのをユーモラスに撮っている。
 謎の存在によって導かれるディスカバリーのクルーだけれどもその存在について「神様」的な解釈をはさむのは実にロッデンベリー的であり、今回もパイク船長とマイケルが会話の中で「クラークの法則で“高度に進化した科学は魔法と区別がつかない”というのがあって神学者たちはこれを使って“高度に発達した知性体は神と区別がつかない”と言われています。」とまさにロッデンベリーの言いたかったことを議論してくれる。
 ニュー・エデンの人々の描写も実に『新スタートレック』以降という感じで、特にラストでのパイク船長の行動には感動させられてしまう。
 しかし地上班ではパイク船長が、船内ではティリーが大活躍するという展開で主役のはずのマイケルの活躍の場が少なくなっているのがおかしい。


4 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年02月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728