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2019年12月15日22:07

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櫛木理宇「FEED」

櫛木理宇「FEED」読了。

家族から愛を受けられず、家出した少女。
主人公、綾希は、高校の途中で家出したので、仕事もない。たどり着いたのは、吹き溜まりのようなシェアハウス。
同じような状況の眞実と同室になり、親しくなる。
しかし、二人の少女は徐々に道を違え、それぞれの運命へ向かって進む。
冒頭に、悲惨な結末が示され、そこへ至る経過が描かれるので、全体的に息苦しい。
弱者を喰い物にする人間たち、その連鎖の中で、綾希が生き残り、眞実が堕ちていったのは、運だけなのか。

「世界が赫に染まる日に」の作者らしい、グロさと苦しさと、僅かな希望を描いて、読ませる。
そして調べたら、「少女葬」という別タイトルで文庫化されているみたい。タイトルとしては、「少女葬」のほうがわかりやすいかも。


昨日は、仕事で千葉へ。帰りはかなり遅くなった。
で、今日も、やらなきゃいけないことをやるために会社へ。
本が読めないな〜。
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