愛川晶「「茶の湯」の密室 神田紅梅亭寄席物帳」読了。
シリーズ第5弾。今回は中編2つ。
前作から5年後(実際に刊行されたのも5年ぶり)。福の助は山桜亭馬伝という名の真打ちになり、亮子との間に4歳の息子がいる。
馬伝は、東北の被災地で慰問の落語を演じたが、そこで女子校生、松村みうという女子高生から、「茶の湯」について、設定が納得できないといわれてしまう。
ちょうど、亮子は同僚の女教師に、マンションの自宅のしつらえた茶室でお茶に誘われ、そこで幽霊の猫を見る。
これが、毎度のことながら、最後の落語で全部解決する。
次の中編では、かつて犯罪を犯し、師匠から破門、失踪していた弟弟子、竹次郎の復帰をかけて、馬伝が三題噺に挑む。やや真相は情けないものがあるが、それでもなかなか読ませる。なにより、新作落語、「横浜の雪」がいい。演じるのは……。
う〜ん、このシリーズ、いいな〜。
う〜ん、食べすぎか?
1日2食食べると、調子がいまひとつ。
やっぱり1日1食に制限するべきか?
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