愛川晶「三題噺　示現流幽霊　神田紅梅亭寄席物帳」

愛川晶「三題噺　示現流幽霊　神田紅梅亭寄席物帳」読了。

シリーズ第４弾。
いよいよ馬春師匠の復帰独演会の巻。
正直、落語のうんちくだけで満足だが、きちんと謎かけ、謎解きが入っていて嬉しい。
今回など、犯罪か？　と思わせて、実はいわゆる日常の謎という仕掛けがいくつもある。
特別編として、巻末に、天覧試合（長島がホームランを打ったやつ）の頃の、馬春師匠が出てきて、本編の補足をしている。これがまたいい味を出しているので、なんとも言えない。
後書きによると、これで一区切りついたので、最終巻にしようと思っていたところ、３．１１の大震災があり、前向きに気持ちが変わったとのこと。
読者には嬉しいことだ。


また直腸の調子がいまひとつ。
なんか詰まりかけてる気がする。