真保裕一「ダブル・フォールト」読了。
新人弁護士、「僕」こと本條は、人情に厚く中小企業の顧客を多く抱える高階の事務所にイソ弁している。
金貸しの成瀬を刺し殺してしまった町工場の戸三田を弁護することになるが、戸三田は何かを隠しているように感じる。そして成瀬の娘から「人殺しを弁護するのか」となじられ、さらに痴漢冤罪の嫌がらせをされる。
裁判が進むにつれ、成瀬の娘の言葉が気になり、とうとう高階から弁護を下ろされてしまう。
ボスに逆らい、ついには事務所をやめることになったが、その真相は……。
うまい! 登場人物の個性を変えないまま、驚くべき真相だけが現れる。
いいな〜。
今日は通院日。
暑さはマシになってきているが、湿度が高い。
でも、この気温なら寝不足にならずに済むか?
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