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2021年01月17日04:24

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秋の旅4 まとめ 興福寺 法隆寺 奈良  2020年11月14日

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興福寺は、東大寺と五条通りを隔て、奈良公園の南側に位置する。710年(和銅3年)藤原不比等が父鎌足の私邸内に建てられた山階寺を、平城京への遷都にともない現在の地に移し興福寺に名前を改めたものと言われる。その後の度重なる戦乱、兵火、幾多の危機を乗り越える中で、境内と外界を隔てる塀が存在せず、オープンな寺院と言う印象を受ける。
真っ先に国宝館にて、天平彫刻の粋を集めたとされる八部衆立像とその中でもとりわけ有名な阿修羅像に初めて生で対面した。ガラスケースで覆われるのでもなく、直にこの目で触れることが出来、大変な説得力を覚えた。

奈良斑鳩の里に位置する法隆寺は、現存する世界最古の木造建築として余りにも有名。607年推古天皇と聖徳太子により創建されたとされる。五重塔、金堂、主要伽藍が立ち並ぶ西院と夢殿がある東院とに大きく分かれ、間に国宝玉虫厨子並びに百済観音像が安置される大宝蔵院がある。夢殿は秋の特別開帳が行われ、御本尊の救世観音像(くぜかんのん)を拝観することが出来た。

かくして、3日間に及ぶ五大世界文化遺産巡りを、心地良い達成感を覚えつつ終えた。
不思議なことに、過去に於いて11月に出かけた旅は後々まで記憶に残ることが多いのだが、今回は特別な事情が背景にある中で実行したことなので、より一層心に刻まれるものとなるのではないかと思う。
何よりも、誰もが普通に旅が出来る日常が再び訪れることを願ってやまない。
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