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2019年11月20日23:20

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12/1根津美術館で吟行会 &「石蕗の花・木枯」俳句

「根津美術館の庭園」にて吟行会開催します!

12月1日(日) 11時 表参道駅近くにある
「根津美術館の庭園」にて吟行します。

吟行は、俳句をあらかじめ作ってこなくてよく、
現場で俳句を作るのが魅力です。
庭園で先生に教えてもらいながら季語をみつけ→
言葉でスケッチし→皆でランチを食べながら作句
→推敲します。
事務所に戻って、いつものように句会・講評会となります。

集合:美術館に入場したすぐの広いロビーに11時集合。
参加費:¥1,000
美術館の入場券代 別途¥1,300かかります。
※ 美術館は午前10時〜より開館しています。
★企画展に興味のある方は、各自早く来て鑑賞することおすすめします。
アクセス https://00m.in/HHggz
参加希望される方は、11/30(土)までにメールください。
皆様のご参加お待ちしております。
初参加をためらっている方も勇気を持って来てみれば、
あとはなんとかなるものです! ぜひ一度 足を運んでみて下さい。
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11月10日(日)13時より開催された句会の俳句です。
兼題「石蕗の花(つわのはな)」
  「木枯、こがらし、凩」

木枯らしや路上のねずみ尾だけ見つ
木枯らしが運ぶ夕餉のにおいかな
読みさしの本をめくるは木枯らしや
去りゆく背中は小さき木枯らしや
通勤路あくびの先に石蕗のはな
傾いた半月にらむ石蕗のはな    有莉
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妾宅の門が開いたり石蕗の花
改築の難を逃れり石蕗の花
祖母が植え孫が育てし石蕗の花
もの干しのぬいぐるみ吹くこがらしや
御苑なか黄色富貴に石蕗の花
悪童をじっと見るかな石蕗の花
枯しや登り坂の親子押す   にゃんきち
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石蕗の花日陰に黄色灯しけり 
石蕗の花佗しき心慰めり 
石蕗の花空き家の隅で誰を待つ
子供らのお供木枯後追ひて 
木枯や一人立つ我加勢せよ
木枯やいづこへ向かう鎮魂歌  こまねこ
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ひっそりと泉のほとり石蕗の花
森のなか静かに光る石蕗の花
武蔵野の木漏れ日のなか石蕗の花
木枯に吹かれて淡く街の色
木枯に追ひ抜かされし山路かな
木枯を逃れてカフェに篭もる午後
木枯に色褪せていく記憶かな ちゃーりー
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凩や三つ数えて歩き出す
凩を数えて歩く池の淵
凩やマフラー用意せよと鳴く
凩や故郷からの便りかな
凩や揺らすは祖母のスカーフか
荒れ庭に光が差して石蕗の花
庭の隅何を語る石蕗の花      永吉
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石蕗の花生き物すべて眠る頃
凩や清められるか我が魂を
凩やすべてを清め吹き渡る
凩の夜に検(あらた)める古箪笥
凩や吹かれる物と残る物
太陽の色と匂ひや石蕗の花
石蕗の花田山花袋の私小説      橙
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木枯の行方燈台まばたきぬ
凩や闇串刺しに駆けぬけり
石蕗の花寂びし山河の命の灯
癌病棟眞夜木枯しの窓叩く
宙に浮く遠富士みつけ秋惜しむ
庭木立奥処は冥(くら)し石蕗の花
石蕗の花栞に磯へ日蓮崎    霧海先生
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木枯の夜や雌牛は産気づき
木枯やハバネロ生のまま囓る如
木枯の夜やムンクの叫び声
木枯や金次郎像生き生きと
木枯や蝋燭火へと居合抜く
木枯やiPhone素早くスワイプす
木枯や吉本喜劇皆倒る
石蕗の花蛙好みの葉のかたち
虫寄せのフェロモンは黄つわの花
重心は低きところに石蕗の花  サンダル
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