他人事ではなくなってきた

新型コロナウイルス感染が全国的、全世界的に拡大しつつある中、昨日唐突に、阿部首相は全国小・中・高・支援学校と幼稚園に対し、一律春休みまでの休校を国民に要請しました。
尤も、大阪市は、この要請の数時間前に3月13日までの2週間、市内の私立学校の休校を宣言していましたが、阿部首相はこの後追いをしたとも受け止められる印象があります。
それは兎も角、今回の全校一斉休校を必要な準備態勢を何も考えずに、突然要請したことで、今までは、自分たちは「マア、大丈夫だろう」と高を括っていたのですが、近くに共働きで、二人の子供を抱える娘夫婦がいる我が身にも、切実な問題として差し迫っています。これまでも、春休みや夏休み中に、孫に何かあれば、見に行って欲しいと連絡が入り、アタフタとしたこともありましたので、これからの少なくとも2週間は遠出もできず、気持ちが沈んでしまいます。それにしても、政府は今回の新型コロナウイルスへの初期対応には、後手後手に回っている感があり、加えて今回の阿部首相が要請した、内容とタイミングには、一体彼は国民目線で政治を行っているのか？と疑念が生じました。今までも、この政府は公文書の改竄、破棄、忖度、政治の私物化が目に余り、各方面から厳しい目をむけられていました。国民が一体となって危機管理に対応しなければならない事態になっているのに、余りにも独善的な行動をとる今の政府には絶望さえ覚えます。