審判を置かなければ成立しなかったはずのスポーツの世界に、近年ビデオ判定、チャレンジなどという審判の誤診を避ける取り組みが広がっています。
プロテニスあたりから広がり、バレーボールや野球、サッカーでも当然のように導入されてきました。いわく「正しいのは映像でチェックしたほうでしょう。審判の過ちは正すのが当然」とか。そうですかあ?
野球で、塁審の判断がビデオ判定で覆ることはもう日常茶飯事です。ホームランやファウルの判定も一目瞭然です。でもね、ピッチャーが投げたボールのストライク判定は?。ほら、球審の言うことを受け入れる以外に選択肢はありません。映像判定にこだわると、却っておかしなことになりそうです。
どうも、落語家に弟子入りでもしないとマクラが下手だなあ。
このところ韓国との軋轢が毎日報道されます。韓国の最高裁の判断あたりから、という見方がわが国では一般的ですが、実は日本・韓国両国民の隣人に対するマナーの問題であって、それをルールで縛ってみても解決策にはなりえません。両国政府ともルールに則って粛々と対応しているとしか言いません。
審判のいない競技の代表はゴルフでしょうか。ゴルフは亡国のスポーツなどとも言われましたが、私たちにルールよりマナーという考え方を教えてくれました。マナーを守るのは個々人の誇りです。
確かに私たちのお隣さんが宝くじに当たって、急に態度を変えて接してきたら親しい間柄がそうでなくなることはあります。個々人の誇りと勝手な自尊心は表裏の関係にあるでしょうから。そこに必要なのがマナーです。
日本も韓国も長い鎖国の歴史を持ち、近代民主主義の面では、最近は使わない言葉ですが「後進国」です。三権分立はじめルールの輸入にばかり熱心で、マナーにまでは考えがいたっていないところがあります。
両国に限りませんが、裁判所の判断など、最高裁などといってもたかが私たち同様の平凡な人間の判断です。裁判官の判断の鉄則は「判例主義」です。「そんなものを後生大事にしてるとそれこそAIに仕事を取って代わられてしまいますよ」という程度の仕事をしている裁判官がほとんどです。
マナー違反はトランプさんのほうが多い?いや、日本政府の中枢にいる安倍・麻生の地元はかつての大陸進行の玄関口で、韓国・朝鮮の人々を日本で一番虐げた地域です。彼らとその支持者にそんな、育った地域の記憶が残っていないと思うほうが楽観的過ぎるのかもしれません。
なんせ忖度の国ですから。
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