mixiユーザー(id:4088413)

2020年11月18日16:06

125 view

野口聡一宇宙飛行士

今回のミッションは、久々に胸がスカっとするニュースだった。

野口宇宙飛行士がまた宇宙へ。

無事の御帰還を祈念しております。


今から15年くらい前、時折、先生のご自宅にお稽古・・といっても私は何も自主稽古もせず、ただただ遊びに行かせていただいていた。

そんな折、先生からお声がけいただいて、一度だけ、ご一緒したのが野口さんだった。

「白川さんの弟さんも確かJAXAでしたよね。今度初めておいでになる方はJAXAの職員ということでしたので、ご一緒に如何かな、と思いましたので。」とお招きいただいたのだった。

他にもう一人、レーシングドライバーのMさんがいらしていたかと思う。

野口さんは、いつも笑顔で、落ち着かれたご様子の方で、そしてとてもフレンドリー。

ご自身の同僚が船外活動をすることもあるのだが、先生の動きや術理が宇宙での活動の参考になるのではないか、と訪ねていらしたのだそう。

しばらく先生と組み合ったりして、コロコロと崩されるたびに、笑顔がこぼれ、

「いや〜、わかりました!」

こんなにすぐに一体何がわかるというのか?と思う間もなくすぐに

「これは、ちょっとやそっとでは、わからないということがわかりました!」

に皆、大爆笑だった。

その時は宇宙飛行士と名乗ることもなく、「職員です」と仰っていたのだけれど、

「これ、同僚が写した宇宙の写真です。」

と、船外活動している宇宙飛行士や美しい宇宙や地球の写真が沢山入ったホルダーを見せてくださったのだった。

「白川さんの弟さんもJAXAでしたよね。」と先生。

「はい。弟はNECでJAXAには出向しているのですが、ずっと淵野辺のJAXAに勤務しています。」と私。

「それじゃあ、同僚だ!」とまた笑顔で野口さん。

目の前の溌剌とした方と典型的なオタク風の弟とは全く一致しなかったので、恐縮してしまった。

弟も関わらせていただいた「はやぶさ」のことは、世間で話題になるようになって、初めて私も知ったくらいで、元々、弟の仕事にはさほど関心がなく、当時も何か宇宙のことに関わっている、という程度の認識だった。

私のリサイタルに招いても「打ち上げがあるからだめ」と断られ、「宴会を理由に断る?」とむっとしたら、

「・・お姉ちゃん、宴会じゃなくて、本当のロケットの打ち上げ・・」

ということもあった。



とにかく、とんでもなく感じがよく、そして、それだけではなく、先生への質問も鋭くとてつもない集中力の方だった、というのがその時の想い出です。

野口さんが先に帰られてすぐに、先生が、仰ったのは

「筑波からタクシーで来て、ずっとその下の道に待たせていて、帰っていかれましたからね。おそらく、ただの職員ということではないでしょうねえ。」

まさしく、その通り。

後日、野口宇宙飛行士ということがわかり、みんな驚いたのでした。




3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る