久しぶりに岩城正夫先生のお宅を、知人らと共に訪問しました。
89歳になられた先生は全くお変わりなく、姿勢もピシっと恰好よく、ダンディ。
今でも階段を一段飛ばしで昇っていらっしゃるのだそう。
持ち込んだ軽食をご一緒しながらうかがうお話の数々は本当に感銘を受けるものばかりです。
腹ごしらえが済んだ後は、ガレージで火起こし。
新たに作られたという紐切り体験マシーンというのが素晴らしかった。
尽きることのない探求心。
それも「失敗」を含めての全てを楽しんでいらっしゃるご様子には本当に元気をいただける。
同行者の中には19歳の若者もいたのですが、こうした次世代に先生をお引き合わせすることができたのも嬉しいことです。
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夜は相模楽器での3か月コース。
「まり先生のお悩み相談クリニック」の2回目です。
前回の皆様からのリクエストもありテーマは「緊張」。
様々なお話のあと、ふんばりを取るための歩き方、バッハタッチ歩きで、お店の廊下や階段を歩きました。実際にこうした日常の動きを変化させることの効用は大きいと思う。
何故だかしらないけれど、バッハタッチ歩きが習慣になるだけで、肩のポジションが変わる、というのが私自身の経験。
全てが連動して動くので本来の位置に下がってくるのかもしれません。
特に現代人は自分も含め、もれなく肩は上がっているし前方に巻き込まれているんじゃないかと思う。
「普通」がすでに昔の一とは違う状況になっている、というのは周囲の環境だけでなく、その影響を受けている身体も同様、ということだと思う。
そんな話をしつつのバッハタッチ歩き。
声も良く出るし、第一デコルテラインの美しさが変化。指も動く。呼吸も深まる。
良いことずくめである。
参加されているピアニストから
「私の10年分よりも、前回の1時間の講習会の方が進展がありました。」
というご報告が嬉しい。
私が初めて甲野先生に出会った時も、こんな感じで、驚きの連続でした。
それが16年続いている。
今日は、これから、その甲野先生、そして光岡師範の対談です。
聴き手は名ライターのユンさん。
面白くないはずがない。
ということで、これまたワクワクです。
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