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2019年04月23日02:42

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4月14日(日)成田 15日(月)ギザ・ダハシュール・サッカラ

午後1時に家を出て成田へ。
出発は20:55だが、早めに行って、偶然この日にタイへ帰る夫の姪のAちゃんと待ち合わせてお茶。

タイで日本語教師をしてもう16年になるAちゃん。

タイも、「行く」ではなく「戻る」という感覚らしい。

「いいわよね。タイは。トンプソンのタイシルクもあるし。ロングドレス、オーダーしたりできるし・・」

とこの期に及んでも、つい愚痴ってしまう・・

期待したビジネスクラスの余りも今回はなく、エコノミーで。

でも、ラッキーなことに、3列並びの中の一席は空いていたので、ゆったりと過ごすことができました。

成田からの直行便なので、「ウーロン茶」や「ジャパニーズティー」が普通にある。
深夜にダイフクのおやつが出たのも驚きでした。

トランジットがある方が、そこで買い物できるので嬉しいのですが、今回は残念。

14時間の旅は流石に疲れました。

カイロは思いの他肌寒く、気温は16度。

その上、雨。

これはとても珍しいことだそうです。

カイロの飛行場からすぐにバスに乗り、一路ギザへ。

宿泊するホテルに荷物を置いて、着替え、歯磨きなどして、バスに乗って、三大ピラミッドへ。

その大きさは圧巻でした。

そして、クフ王のピラミッドの中へ。

あまりの巨大さに圧倒され、高所&閉所恐怖症も吹き飛んでしまいました。

約4500年前に建てられたということ、そしてそれがこうして現代も残っている、ということが感動です。

TVだけじゃ決して分らなかったエネルギーがひしひしと伝わってくる。

ずっと腰をかがめて、手すりにつかまりつつ急な長い斜面を登ります。

みな翌日筋肉痛、と嘆いていた方が多かったですが、なんともなかったのは、体幹から使う「ワニさん歩き」のお陰かも。これを自然に行っていたのでした。

クフ王の間の気が半端なかった。

過去にはアレキサンダー大王、そしてナポレオンもここで一夜を過ごした、ということですが、(うろ覚えなので、間違っていたらご容赦。)事情が許すのなら、私もここで一夜を過ごしてみたいとも。

中の空気は幾分、湿り気を帯びていました。

ありがたかったのは、観光客がとても少なかったこと。
我々の他にはごく数名。

ゆっくり過ごすことができました。

物売りは「ワンダラー」を繰り返しやってきますが、はっきりと「ノー」と言えば、割合あっさりあきらめるので、これもありがたかった。

この後は、バスで「パピルス」のお店に。

こういう提携店にムリヤリというのは大嫌いで、昔だったら、一人でバスに残っていただろうけれど、さすがに今は大人なので、一緒に行動。
去年のツアーには一切こういうことはなかったので、もうこういうものはすたれてやっていないのだろう、と思っていただけにショック。
現地のガイドさんも、提携しているので、なんだか、売らんかなが全面に出ていてちょっとなあ。
今回のツアーは、これ以外はみな良かっただけに、ちょっと後悔。

とはいえ、よく調べないまま日程重視で選んだのだし、こうした提携があるからこそ、料金も抑えられているのかも、とし渋々ずっと付き合うことに。ああ・・


パピルス?もちろん私のテイストではないので買わない。

無地があれば、それで楽譜カバーでも、とも思いましたが、値段をきくと7000円くらい。
ああ、要りません、と先にバスに戻って町の風景を眺めて一息ついておりました。

今回、エジプトの治安も悪く、値段交渉の国ということで「ハードルが高いから」と通常の買い物をする自由時間は全くない。

大勢の旅での安全面を考慮するといたしかたないか、とも思うけれど、そちらで使わせないで、提携店で高い買い物をさせるため?とうがった見方もついついしてしまう。

今回、これだけが本当に残念でした。

まあ、今後、こうした提携店に連れていかれるツアーは決して申し込まない、ということでひとつ学んだ。

結局、こういう昔ながらのやり方は淘汰されていくことになるんだろうな、とも思うけれど。

昼食はシーフードレストラン。

ようやく冷えたビール。

でも、とても薄い。ああ。

料理は様々な種類のペーストが出て、それをそば粉のガレットのようなパンにはさんで、というのが前菜。

これらは、なかなか美味しかったです。

ゴマ、焼きナス、キュウリとヨーグルト、などなど。

メインはサフランライスに白身魚(不明)のグリルで、ちょっと大味。
エビのグリルは美味しく、頭から尻尾までこんがり焼けていて、丸ごといただきました。

その後はダハシュールで赤のピラミッドと屈折ピラミッドを。

でも赤のピラミッドは赤くなかった。

そしてサッカラで階段ピラミッド。

ここでも沢山の物売りが。

スカーフを売っているおじさんに、「あなたのスカーフは素晴らしい!セレブなんだね!」

と声をかけられました。

「ワンダラー」と勧められることもなく。

治安も悪いから、あまり高級品は控えようと思い、今回アクセサリーも皆カジュアルな小さめの金で揃えたのですが、その分、スカーフは沢山持参しました。

砂除けも必要ということで。

この大判のオレンジに刺しゅうのものは、10年くらい前に購入したものの、派手すぎて、数回しか使っていなかったもの。

ピラミッドには絶対、このオレンジでしょ、と真っ先にチョイスしたものですが、スカーフ売りのプロ?に褒めていただき嬉しい。

参加されていたハイセンスなマダムMさんにも「素敵ですね!」と声をかけていただき、お話するきっかけとなりました。


この後は、

カーペットスクールに。
パンフレットには書いていない店にまで行くの?
と正直ウンザリ。

何故スクールかっていうと、技術を学ぶために、子供も働いているから・・
文明社会では考えられないことだけれど、この良し悪しを問うことはできない。
子供たちは、誇りに満ちた輝くまなざしで仕事に励んでいました。
細かい目結ぶためには、細い指の子供の手でなければできない、というのもあるらしい。

とはいえ、やはり年端もいかない子供が働いている姿を目の当たりにするのは辛い。

とても広い会場で、様々な種類のものがあったけれど、どれも、今一テイストそして値段(とっても高い!)が合わず・・

ここでも、何も買わないまま真っ先にバスに行く。


しばし、現代のエジプトについて、考え込んでしまう。
これは、旅の間中ずっとではありましたが、如何に日本が恵まれていて清潔な国か、と。

カイロも中心街を別として、それ以外はみな、ギザも、どこの街も、溢れゴミ、ゴミ、ゴミ。
掃除しても、もはや追い付かないのか。

川もゴミがプカプカ浮いて。驚いたのは牛の死体も浮いていたこと。
田舎とはいえ、それはないでしょう?とカルチャーショックでした。

・・果たして、両替したドルを使う日は来るのだろうか・・

ホテルは、コテージになっていて、中庭は緑に溢れ、沢山の小鳥の声。
とてもほっとしました。

売店もあり、何か?とも思ったけれど、なんとなく欲しいものがみあたらない。
でも、売店のおじさんが声をかけてきた。

「吉村先生を知っているか?」

「もちろん。彼は有名な教授だよ。」

「おお、そうか!俺は彼の友人なんだ!何度か一緒に日本のテレビに出たこともある。また来月日本に行くが、その時、彼に、これをお土産に持っていくんだよ!」

と実物大のツタンカーメンの黄金のマスクのレプリカを指さす。

・・あまり似てない・・・

結局、何も買わないままでしたが、にこやかに、じゃあまたね、とお店を後にする。

こんなの、私じゃあない。
この先どうなるのだろう・・

オプションの「ピラミッド音と光のショー」はパス。
光はともかく、おそらく音が嫌だろうな、と。


ショーにせず、ただ静かに夜のピラミッドと都会では味わえない夜空や、鳥の声を味わう、というのであれば、絶対申し込むのだけれど。

最近ここに限らず日本でもこの新技術によるショーアップが流行っているけれど、ヤレヤレという言葉しか出てこない。

むしろ遺跡と自然を馬鹿にしているんじゃないかと思う。
4500年の歴史を持つ建造物に何かを上乗せしないと人が来ない、という訳ではないだろうに。
発想がチープすぎると思う。


ゆっくりと晩御飯。
ようやくワインにありつくことができましたが・・・
やっぱり薄い・・・

デザートは様々な種類がありましたが、どれもとても甘いし、見た目は違うけれど、基本似たような甘味。

フルーツはその分、二重丸でした。

サラダはどれも野菜が日本よりも固く大味。

牛、鶏みな美味しいけれど、やはりなんというかメリハリのないぼんやりした味付けだった。
好みの問題もあるだろうけれど、これはもうずっとどこで食べても同じ。

でも、昨年のポルトガルよりは、料理自体は美味しかった気がする。
決定的な違いは、ポルトガルには美味しいワインがあった、ということで。
これは、まあ致し方ないことですが。

翌日は3時15分にモーニングコールということなので、早々と就寝。

バタンキュウで爆睡でした。

写真は

ステラ(星)ビールと。

屈折ピラミッド。

ワインと。





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