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2020年06月21日18:16

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藤吾さんのコロナ外出禁止中のピアノ

 コロナ外出禁止中、アパートの下の住人の夫のほうが、ピアノを弾いてよい時間を変更してきた。きっと、ずっとうちにいていらいらするんだろうけど、前は昼間奥さんだけだったので一日に何回も弾けたのに、3月半ばから今日まで、一日に30分、時間まで指定された。
 ピアニストになりたい子に、一日30分!パパのところでは0分だから、平均一日15分・・・。

 しかたないからその30分が来る前に、毎朝安物の電子ピアノで読譜や指使いのマスターだけはしっかりやって、本物のピアノを使える30分は、感情こめて表現中心に本気弾き。

 にもかかわらず、この3ヶ月で藤吾さんが弾いた曲の量は、普段に比べて圧倒的に多かった。学校もほかの習い事や活動がないから、脳の遊びが大きかったということか。

 最初、先生が貸してくれたディズニー映画の曲の入った楽譜本にあった8曲、ダンボ、白雪姫、メリーポピンズ、ビビディ・バビディ・ブーなど、一週間に二曲のペースでやっていたが、すぐ飽きてしまい、「ディズニーは嫌い」赤ちゃんぽい、と言ってやめてしまった。かっこつけずにやればいいのに、と思ったが、うだうだ言うのでしかたない。じゃあ好きなのなんでもいいから弾きなさい、と言った。
 それから、音楽学校のレッスンですでに始めていたメンデルスゾーンの結婚行進曲とショパンの子犬のワルツを完成させてしまい、自分で勝手に、ショパンのプレリュード、ショパンのマズルカ、グリエグのワルツ、ベートーベンの「エリーゼのために」をどんどん読譜して、全部弾けるようになった。
 一人でやっているから、先生がビデオで指導してはくれたけど、やっぱり細かいディテールは10歳の子どもなりの理解にとどまっている。それでも、自分で行けるところまではやって、気持ちよく弾いている。

 そうそう、それに加えて、ジャズピアノのほうもやっていた。でもこっちは、あまりやる気がないけど。ジャズの先生も遠隔指導していたからやむなく、という感じ。
 ジャズの先生は、あんまり子ども向きじゃないし、藤吾さんは、「ジャズは退屈」という。なんか大人っぽい雰囲気の曲とか、まだ分からないと思う。藤吾さんがジャズで好きなのは、作曲するときだけだ。

 うちでやっていると、まるでストレスがない。私に聴かせて悦に入るだけ。だからこんなに弾いたんだと思うんだけど、クラシックピアノの先生は、この休みで藤吾さんがすごく上手くなったとほめてくれた。
 そして、来年また飛び級して、第二課程3学年に入るそうだ。去年第一課程3年から一回飛び級して第二課程に入る試験を受けたところなのに!何より藤吾さんがうれしそうなのがいい。男の子はたくさん成功体験が必要だと言うから、どんどん成功体験を積んでくれ。
 先生との相性もすごくいいと思う。それは本当に運がよかったな。
 夏のピアノのマスタークラスが、コロナでキャンセルになったけど、音楽学校のその先生が、自宅で指導してもいいよと言ってくれているので、お願いしてみようかな。

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