またしても旧い号になりますが、『BSR』誌146(4月号)。
「メッセージ・ソング」にスポットを当てた号。オーサカ=モノレールの中田亮さんによる「歌」を媒介とした黒人解放運動の歴史。時間軸に沿って未来の展望まで丁寧に描かれている。連載物では中河伸俊さんの「Food For Real Life」。「アイ・シャル・ノット・ビー・ムーヴド」=「ここから動かないぞ」を題材に。堅固な信仰心を表す歌が抗議運動のシットイン等に繋がる。歌に含まれる力強さに心打たれる。同時に人種問題の強固な壁も感じてしまう。日暮泰文さんの「リアル・ブルース方丈記」。メイミー・スミスの「クレイジー・ブルース」。ブルースやブラックミュージックの歴史を語る際、必ず登場するが一行で説明が終わるような曲。ところが、強烈な歌詞を含む曲だった真実に驚く。
付録CDはまた時間のある時にまとめてみます。
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