ジャズの世界をよく知らない身としては、シドニー・ベシェの位置づけもうまく説明しきれないが、この時代のラテン音楽の影響は強く感じる。タイトルにメレンゲ、ルンバ、ヘイシャン・ミュージックと付記してあったり、アフリカン・ルーツのリズムが特長的だったり。クラリネットやソプラノ・サックスが醸す哀愁モードの裏で、トランス的な打楽器群の音。これを「セカンド・ライン」とは言わないだろうが、ニューオーリンズ音楽特有の乗りに繋がっているのは何となくだが感じる。リズミックな曲以外には、当然のブルースや運動会を思い出す行進曲もあり。初期にはテディ・バンやミード・ラックス・ルイスも絡んでいる。
Ja-Da (1938)
Really the Blues
Blues for Tommy
Sous Les Palmiers
Baba Rhumba
Marche Du Colonel Bogey
Indian Summer
ONE O'CLOCK JUMP
Sidney's Blues
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