してきました。
以下、一言コメント。
去年からあまり変わってないけど。
■コンコルディア (サルサ拡張+ヴィーナス拡張+魚市場拡張入り)
ゲルツ枠。
古代ローマ時代の地中海世界を舞台にあっちこっち開拓するゲーム。
手番にはカード一枚プレイしてアクションを実行するだけという簡単なシステムながら一度使ったカードは回収アクションを行うまで戻ってこないのでその辺のやり方が悩ましい。
元々産物の配置でゲーム展開が変わったりもしたが、サルサ拡張によってプレイヤーに特殊能力が付与されることになると、それによってさらに遊ぶたびに違ったプレイ感を味わえるようになった。
拡張マップも10種類以上出ていて一日中でも遊んでいられる。(個人差あり)
その後ヴィーナス拡張や魚市場拡張も出てその度に新たなセオリー探しの旅が続けられており飽きる気配も見せない。
bajには基本、サルサ拡張、ブリタニア/ゲルマニアまで実装されており、全6マップを同時進行で遊んでいる。
早く他の拡張も実装してほしい。
■ツォルキン(予言と部族拡張入り)
マヤ文明の一部族となって部族の発展を競うゲーム。
「金金石石コーンコーン」という呪文を唱えると脳内麻薬がドバドバ出てヤバい。
大きな得点源となるモニュメントと、部族、予言の組み合わせによって毎回違った展開になりぜんぜん飽きない。
BGAには基本までしか実装されてないけど、bajには拡張まで実装されているのでだいたいこっちで遊んでいる。
■グレートウエスタントレイル (北部への道拡張入り)
プフィなんとか枠。
デッキ構築したり、ロンデルっぽいアクションスペース構築したり、いろいろ構築する。
初期の中立建物の配置や個人建物の裏表によってプレイごとに環境が変わり、また戦略も多様で飽きない。
慣れない人でもとりあえず牛を買ってれば何とかなるし、慣れれば牛を買わなくても大工や技術者プレイで勝てるようになるという間口の広さも魅力的。
北方拡張によってプレイに幅が出来た部分と狭まった部分とがあり、具体的には出荷先に幅ができて、1周目に借金するという選択肢がほぼなくなった。
でも総じてよい拡張。
■ブラス
ワレス枠。
産業革命時のイギリスで産業を発展させて国の繁栄に貢献するゲーム。
カードドリブンを採用することで運と技術の絶妙で奇跡的なバランスを生み出した。
状況を見ながら臨機応変に、つまり需要と供給を見定めて対応していく必要がある。
その為プレイ展開がワンパターンになりにくく飽きない。
なおバーミンガムをプレイしてみて、ブラスのこの部分を改良したいんだなという意図が見えたけど、まあ最初に見たものを親だと思う理論によりオリジナルのこっちをノミネート。
■プエルトリコ
プエルトリコでプランテーション経営しながら地元のお大尽を目指すゲーム。
プランテーションタイルのめくり運くらいしかランダム要素は無いけど、プレイヤーの思惑によって様々な展開を見せる。
発売当時は「ドイツゲームってすげえな。これからはこういうのがドンドン出てくるのかな」など騒然としたが、なんの事はないプエルトリコが凄いだけだった。
最近BGAで友人たちと遊んでいるがまだ飽きない。
■スルージエイジズ
フヴァなんとか枠。
文明発展系ゲームの決定版。
地政学的要素をオミットしたことにより、文明発展により集中出来るようになっている。
と言っても軍事力パラメータを介して、他プレイヤーとの程よいインタラクションは残っており、そのバランスが素晴らしい。
新版では、カードのバランスが調整され、ルールも丸い方向に修正されているけど概ね良くなっている。
最近BGAで異人さんたちと遊んでいるけど、カードの捲り順やプレイヤーの思惑によって展開が変化するので何回やっても飽きない。
■ケイラス
ケイラスの街で築城したり城下町発展させたりするゲーム。
その後雨後の竹の子のように出てきたワーカープレイスメントシステムの始祖。
初期タイルの配置順と手番順が決まったら後はランダム要素がないのでプレイヤーの力量と思惑がダイレクトに盤上に現れる。
だがそれがいい。
でも最近BGAで異人さんたちと遊んでいて、自分はだいたいお金からの得点恩恵プレイをしてるんだけど、他の人は判で押したように建築恩恵プレイしかしないのでちょっと展開がワンパターン化している。
おまえらもっと面白いことやれ。
■ラー
クニツィア枠。
古代エジプト文明における王家一族の隆盛を描いた競りゲーム。
値付けが単純化されているので競りゲー初心者にも取っ付きやすく、また競り対象の評価や各自が持つ太陽チップの価値の非対称性が駆け引きにコクを出している。
運要素もいいスパイス。
いろんな版が出てるけど、uberplay版はラウンド終了時に捨てないタイルにマークが付いているので便利。
■アクワイア
シド・サクソン枠。
ホテルチェーン業界のM&Aを扱った株式ゲーム。
見方によっては、株券数でマジョリティを競い、得点をタイル数で、決算のタイミングをタイル配置で行うエリアマジョリティと考えることもできる。
タイルの盤面配置で、そのホテルの将来性やら吸収合併の可能性やらをほのかに感じさせるというシステムは天才的というしかない。
新版では盤面が狭くなったことで展開がスピーディーになり、また３位まで配当が出ることで脱落者が出にくくなった。
概ね良い改変。
でも旧版にも旧版の良さがある。
砂糖抜きのコーヒーみたいな。
■アップフロント
SG枠。
WW�兇諒睚疾鐺�をシミュレートしたカードゲーム。
おそらくはカードドリブンシステムのご先祖様。
シミュレーション性、ゲーム性、プレイアビリティが高いレベルで融合した最高傑作。
でも今このゲームを一からインストしてやる気になるかと言えばちょっと疑問。
技術がモノを言うので最初は白熱した対戦にもならないだろうし。
■レジスタンス：アヴァロン
人狼のような正体隠匿系。
脱落しないのが特徴。
前作の『レジスタンス』にマーリンとか暗殺者とかの職業が付いたのでそれを足掛かりに序盤でも何かしら喋ることがあるのがいい。
オレマーリンアピールが好き。
一日中レジスタンス：アヴァロンをやるゲーム会がやりたい。
■ 花火デラックス
『ドメモ』のように自分の手札が見えない状態でプレイする協力ゲーム。
元々はカードゲームだけどデラックス版はそれが麻雀牌のようになっていてプレイアビリティが格段にアップ。
なんでも言い合える間柄の人と罵声飛ばし合いながらやるのが最高。
先日4回目のパーフェクトを達成した。
■ 禁断の砂漠
砂漠からの脱出を目指す協力ゲーム。
２〜５人どれでもいけるという汎用性の高さが◎
プレイ毎に職業の組み合わせやら難易度やらを変えられるので意外と飽きない。
続編の『禁断の空』プレイ後もその座を守れるかどうかに注目が集まっていたが、どうも『禁断の空』は一部のタイルが強く、それを引くかどうかで難易度が結構変わってしまうので個人的には砂漠のほうに軍配が上がったという。
■スカルキング
トリテ枠。
トリックを予想する系のトリテでウィザードに役札を足したようなイメージ。
でもそれが煩雑過ぎずいい駆け引きを生み出している。
ビッドの同時宣言も良い。
最近自宅ゲーム会の〆はこのスカルキングが定番になりつつあるんだけど、毎回何かしらのドラマが生まれて盛り上がる。
■キーフロー
キーフラワーのミープル競りでタイルを獲得していた部分をドラフトにしたような作品。
冬カードもゲーム開始前にある程度見ることが出来、更にそこから1枚ピックするのでゲーム中も方針が立てやすく、キーフラワーにあった運ゲー感が薄くなっている。
総じてキーフラワーの楽しい部分だけを抽出した作品と言ってよい。
結局、今年も新しいエントリーはふたつしかなかった。
本当はブラックアウト香港も入れたかったけど、プフィなんとか枠をGWTと争って敗れたという。
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