親と言えども一人の人間だもの。

障害ある長男殺害、猶予判決
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6775325

被害者と加害者の線引きができない事件だよね。
この母親も逃げ場が無かったんだ。

障害や重い病気を持つ子供の将来を悲観して、子供を殺してしまう事件がある度に思うけど、 親が悲観したのは子供の未来じゃなくて、実際は「重い障害を抱えた子供を育てる自分自身に悲観した」ってのが本当の理由なんだよ。

例えば、子供が重い病気にかかって死にそうでも「正直、早く死んで肩の荷が下りないかな」って感覚の親って意外と多いんじゃないかって気がするよ。

「海外で子供の臓器移植するのに１億円かかるので寄付をお願いします」なんて親が呼びかけたりしてるのを見かけるけど、それは「子供を助けるのに、親は人生を賭けなきゃならない」って風潮による、社会に対する体裁なのかもしれないよ。

もし、莫大なお金を集めて子供に臓器移植した後、また移植が必要になった時に再び親がお金を集めて再移植させる親は皆無に近いんじゃないか？
子供には「ゴメン、もう無理だから諦めてくれ」ってのが本音だろうし、社会に対しても「一度は助けたから、もういいでしょ？」って感覚なのかもしんない。

でも、それは仕方の無い事だと思うよ。
親と言えども一人の人間だもの。