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2021年01月28日10:49

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大自然に迷い込んでも3日間生き延びる

大自然に迷い込んでも3日間生き延びるための方法 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20210128-how-to-survive-3-days-outdoors/

まぁ、まず記事を読んでくれ。

内容を批判したいから書くのではなく、あまりに短いので、追補したいから書く

偉そうだが、俺は、全国の林道も無い山を地図1枚で歩いていた元プロだからこれについてはよ〜く聞くのだ。

まず、
『長期にわたってサバイバルし続ける」よりも、「救助が来るまでの3日間を確実に生き延びる』
というのは、遭難の際には、とてつもなく正しいと思う。
日本なら2日かな。

君らが行く山は、水平距離にしたら、町や村から5kmも離れていない場所だ。
君らが停めた車からなら1kmも離れていないだろう。
迷うときは、本来の林道から100mぐらいしか離れていないぐらいで気づくことも多い。
この100mを帰れないのだから、迷うのだ。
100mを帰れない人間が、5kmを帰れるか?


1日目 腹をくくる

 細かい指摘はおいておいて、
『迷ったと思った瞬間から、なるべく動かない』
というのはとても重要。

私も何度も山奥で迷ったことがある。
冷静になれば、なにがしかのヒントで帰り道がわかることの方が多い。
それが、自分の足跡だったり、空中に見える高架線だったり、眼下の谷にある砂防ダムだったり、様々だ。

ヒントを見つけるには、経験と知識が必要だ。

事前に手に入る知識はとても重要で、持って運べる知識である『地図』は、命綱だ。
私も地図が無かったら帰ってこれなかった現場がいくつかある。
地図が読めないなら、人が行かない山奥に行ってはいけない。

たまに自分が来た道を振り返る癖も役に立つ。
このちょっとした記憶知識だけで帰り道で迷う確率が低くなる。
すべての分岐点で、自分が来た方向を眺めながら一呼吸置くことをお勧めする。

登っている時も、何を指標に登っているのか、途中に何があったか意識しながら登ると良い。
雪や泥があったら、一歩でいいからわざと足跡を付けるのも良い。
たまに野生動物のうんこだったりするが、気にするな。
その何らかのものが、たまに役に立つ。

たまに、木の枝を折ったり木の幹に印をつけるという人が居るが、
個人的にはお勧めできない。
自然保護の大前提と「結局よくわからない」という実用面からの問題だ。
枝折り跡は、登りと下りで見る高さが違うのが一番の問題だ。
幹の傷は、つけた時と後で見た時で時間がたつと、良く見えなくなる。
遠くからわかるぐらいの傷をつけるのは時間がかかるので、そのうちやらなくなる。
50cm以上の大きめの枝葉を定期的に落とすというのは、
経験上かなり効果的だったが、まぁ、面倒でやらないだろうな。

さて、なんらかのヒントも見つからないし、アクシデントで元の道に戻れないとなったら、キャンプの準備だ。

暗くなる前に、焚火とベッドの準備は必要だ。
焚火をしたことが無い人もいるだろう。
山で勝手に焚火をするのはもうすでに違法だし、安全面からもお勧めできない。
あなたが田舎の人なら、裏山の材料だけで庭で焚火をしてみてほしい。
かなり難しいはずだ。
日本はかなり湿度が高いのと、落ちている枝が針葉樹ばかりで火が付きにくいからだ。
枝が燃やせる火力になるまでは、落ちている杉の葉を大量に燃やすのがお勧めだ。
日が暮れる前にやると、携帯電話と煙の場所で遭難場所の特定もしやすくなる。
まぁ、放火の疑いで怒られるけどな。
もしかして、針葉樹が無い程の山奥や木が無いほどの高山で遭難したら?
う〜ん、それは君が無謀すぎる。
多分、死んだね。
まぁ、安らかに寝る準備でもしようや。

まずは、キャンプ地の選定だね。
なるべく、雨が当たらないような場所を探す。
川の傍はダメ。
動物が来るし、川の音で捜索隊の声が聞こえないから。

次に寝床だね。
地面に体温を持っていかれないように、なるべく乾いたものを敷く。
無ければ、多少湿っていてもいいからなるべく多く、装備でもなんでもいいから敷く。
持っていればビニール袋やビニールシートを敷く、着てもいい。
何か着替えを持っているなら、全部着る。
バックパックに脚を突っ込む。
はいおやすみなさい。
寝ると決めたら、なるべく動かない方が良い。
できるなら、交代しながら焚火を維持する方が、精神的にも安定する。

すぐ飲料水確保と言う人が居るが、一晩なら水が無くても死なない。
夏場の山岳死で一番多いのは、水濡れによる低体温症だと思う。
河原や沢は、とても滑るし、どこかが濡れるのが普通だ。
冷やすな、濡れるなは、山での鉄則だ。


2日目 救難信号

空が広く見える場所で、焚火をしよう。
生の木の枝を折って、のろしを上げるわけだ。
風が強いとか雨とかだと効果が半減だが、やるしかないでしょ。

空が広いからといって、むやみに川には近づかないこと。
飲料水確保の為に近づいても、短時間にすること。
なぜなら鉄砲水が出るかもしれないからだ。
鉄砲水は、晴天でも起きる。
川をふさいでいた流木が流れるのは、時間を選ばないからだ。
晴天の鉄砲水は、調査員だった6年間で2回見た。
その間1000渓流ぐらいは調査してるから、1%未満だけど、起きることは起きる。
雨天では、調査を控えるし、遠くからではわからない。
小規模でも、流木のねじれ縦回転に巻き込まれたら、沢から5mの距離でも当たるし大けがすると思う。

焚火があるなら水は煮沸消毒すること。
一番簡単なのは、「ビニール袋に水を入れて焚火であぶる」それだけ。
ビニールは、水で冷やされるから燃えない。
簡単だから、子供と実験してみて。
防水カッパのフードでもできるよ。

日本なら、2日目でどうにかなるとおもうなぁ。
どうにもならないなら、もどうしようもない状態に陥っているんだと思う。
つまり、努力のしようが無い。

なーむー
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