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2020年02月12日14:34

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変った買い物

またもや変わった買い物をした。
先日は1個より2個のほうが安いフラッシュシステムを買った。これはなかなか重宝している。

今回はグレーティング(回折格子)だ。

先日CDやDVDを使って虹色を出す実験をしたが、その後あれだけ虹色が出るならばグレーティング(回折格子)になるのではないかと思った。
そこでだれかCDやDVDを使って分光実験をしている人がいないかなとネットで探してみたら、たくさんあった。
それは小中学校での理科の工作実験用としてお菓子の箱のようなものを加工して分光器を作り、太陽光などを入れて虹色に分光させるものだった。
http://kodomo123.jp/tsu_wkk/kosaku/CD_spectroscope/CD_spectroscope.htm
https://global.canon/ja/technology/kids/experiment/e_03_03.html

これなら簡単にできるので私も作ってみようと思って色々調べてみた。
まずCD,DVDの格子数は
  CD =約680本/mm
  DVD=約1350本/mm
なのでグレーティングとしては十分だ、しかし表面にコーティングがしてあるのでそれをはがすほうがいい。(はがさなくても使えるが反射率がずっと違う。)
グレーティングには反射式と透過式の2種類があって、CDやDVDは反射式となる。
反射式は光を反射させるため入射口と出射口の角度が違うのでカメラを取り付ける場合は工夫がいる。
透過式は入射した光を透過させるとき分散させるので入射口から出射口がほぼ一直線になる。
(実際は回折角があるのでグレーティングのところである角度で曲がる)
小中学校の工作では簡易型なので分光精度が出ない。

私はスペクトルを写真に撮りたいので、単に分光するだけでは面白くない。

私は昔仕事で分光器は使っていた。といっても分析に使っていたのではなく主に特定波長の単色光を得るために使っていた。(いわばレーザー替わり)
ちゃんとした分光器は高価な装置でもあった。(ハロゲン光源まで含めて100〜数100万円)
グレーティングも光学ガラス製のものは数万〜10数万する。

カメラに接続していろいろな光源(太陽、星、蛍光灯、LED、ろうそくなどの光源)や水溶液などのスペクトルが見えるといいなと思っている。
反射型は光路が変わるので反射鏡などを使わないとカメラに接続しにくい。
そこで反射型ではなく透過型のグレーティングがないかと「diffraction grating」で検索すると海外にあった。
スライド台紙にセットしたものが25枚で11ドル25セントとなっている。ガラスではなくフィルムシートなので非常に安い。
格子数は1000本/mmで十分だ。
しかし原産国もメーカーも判らない。国内で買えないかなと思って「回折格子」で検索すると全く同じものアマゾンにあった。
アマゾンでは1枚120円で10枚セットで820円となっている。2〜3枚あればいいのでバラで買おうかと思ったが送料が1枚でも10枚でもほとんど同じだ。
そのため10枚パックを注文した。820円+送料803円=1623円なので1枚当たり170円弱となる。
アマゾンのカテゴリーは”おもちゃ”になっている。何のおもちゃに使われているのだろうか?
注文後の連絡で”納期3週間で2月17日までに届けます”となっている。こんなものに3週間もかかるのはどういうことかなと思った。
中国製では無いようだけどどこだかわからない。

注文したことをほとんど忘れかけていた本日(2月12日)国際航空郵便の封筒が届いた。
なんとイスラエルからだった。封筒の裏に”国際郵便追跡バーコード”のタグが張り付けてあった。
封筒の中には納品書も説明書もなし、現物が10枚バラで入っているだけだ。

現物の裏にRaibowSymphony.incという文字があったので調べてみたらアメリカの会社のようだ。
https://www.rainbowsymphonystore.com/


さたこれからこれをどのようにカメラに取り付けて分光器にするかを考えなくては・・・・

写真は
 1:海外の説明。
 2:送って来た封筒の裏側と現物10枚。
 

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