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2020年02月03日21:25

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ベテルギウスの爆発

最近オリオン座のベテルギウスという星が近々爆発するのではないかという話がネット上で飛び交っている。
ベテルギウスが近々爆発するということはずっと以前から観測の結果わかっていて、近々といっても天文時間なので明日かもしれないし1万年後かもしれないという話しだ。
しかし観測の結果星の形が一部コブのように大きく膨れ上がって爆発が近いことがわかってきている。
大きさは太陽の1000倍ほどの大きな星で超新星爆発を起こすだろうと言われている。

それが昨年暮れごろより急激に暗くなっていることが観測されたので、爆発の前兆ではないかと言われている。
このはなしがネット上のマニアの話だったのが、ついに新聞記事になった。今日(2月3日)朝日新聞の夕刊のトップ記事となっている。

超新星爆発で有名なのは1054年に出現したかに星雲で急激に明るくなり昼間でも見えたという記録が藤原定家の明月記に書かれている。
最近では1987年のマゼラン星雲の中で起きた超新星爆発によるニュートリノの検出(カミオカンデによる)で小柴博士のノーベル賞受賞がある。
ちなみにニュートリノ検出では次のスーパーカミオカンデでニュートリノに質量があることを発見した堀田博士がノーベル賞を受賞した。

太陽系からの距離はかに星雲が約7000光年、マゼラン星雲が168000年光年に対しベテルギウスはわずか650光年だ。
そのため爆発のエネルギービームが太陽系に向いていたら地球上のほとんどの生物は絶滅するだろうと言われている。
幸いにもビームの角度はわずかに(6°)ずれているのでそのようにはならないらしい。
(過去地球上の生物の大量絶滅が何度かあるが、その原因の1つに超新星爆発のビームが当たったこともあるのではと言われている。)
もし爆発に出会ったら昼間でも太陽のように明るく輝く壮大な天文ショーが見られることになる。
もし爆発したらスーパーカミオカンデやカムランドで検出して警報を出すことになっているらしい。
しかし明日爆発するか1万年後かはわからない・・・生きているうちに見てみたいものだ。

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