mixiユーザー(id:39904538)

2020年01月26日16:16

130 view

写真に撮れないーその6

”水の入ったコップを通して写真を撮ろうとすると撮れない”件がやっとわかった。
1:ビューア―で見るとコップを通した文字がなぜボケるか。
2:肉眼でははっきり見えるのはなぜか。
3:ボケた文字を写真に撮るとなぜピントが合うのか。

まず実験はテーブル上でやっているので照明を使っていてもかなり暗い。そのため絞りは開放に近いところで撮っている。
さらにコップとカメラの間はかなり近い。
このため焦点深度が非常に浅い。コップの中の文字は場所によって焦点が違って見える。
カメラは通常はシャッターを押す前は絞り開放になっているので焦点深度が浅く、文字全体にピントが合わない。

コップとカメラの距離を開けるとピントが合った文字になるのは、距離が長くなると焦点深度が深くなるから文字全体にピントが合うようになる。

肉眼はかなり焦点深度が深い。そのため文字がボケずに見える。

露出は変えずに絞りだけ変えて写真を撮ってみると絞り値が小さいときは文字はボケてしまうが絞り値を大きくすると文字全体にピントが合ってくる。
絞り値を大きくしてもビューア―は通常は開放になっているのでピントが合わないように見える。
(このためここでボケて見えるのにシャッターを押すとその瞬間絞りが動作して写真にするとピントが合ってくる。)
絞り値を大きくした状態で「プレビュー」ボタンを押すとビューア―の画面でもピントが合う。
(撮影条件と同じ内容で見える。)

写真は上からf=2.0 SS=1/125,f=5.0 SS=1/20、f=8.0 SS=1/8、f=11.0 SS=1/4 となっている。

水を入れたコップを使って実験を始めて2週間近くかかったが、やっと原因がわかってすっきりした。


1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する